Aug.23,2003

 

 中村さん、先日の大停電の影響はどうでしたか?

当地のTV、新聞等によると発端はOhio state の発電所か送電システィムにあり、需給バランスのわずかな狂いが全体に波及したのでしょうか。

 

 Back up 体制にコストをかけている日本の方式のほうがbetter だという意見もありますが、私には判りません。(もっとも日本は冷夏とは言え東京電力等は原発を沢山止めていて綱渡りです。)

 

 話は違いますが、たまたま大停電の時、Albany N.Y.の米人にmail を送ったのですがno responseです。彼は普通すぐ返信する人なのですが、大停電でこちらのmailが届かなかった(?)か(ただその場合はfailure noticeが返ってくるのですが、それもありません)vacationで別荘へでも行っているのかも知れません。

 

 今年の世界的な異常気象で、いろいろな分野に影響が出ています。 中村さんもお体くれぐれも

御自愛下さい。

                                            川崎 幸雄  

 

 

川崎 様

 

お見舞い有難うございました。多数の方から見舞いをいただきましたが、停電の南限はコロンバス市から15Km北のデラウェアという小さな町で、幸いこちらは何の困難もなく過ぎました。

 

今度のような大停電は米国史上二回目で、たしか第一回目は1960年代ではなかったかと思います。多数の発電所がつながっており、全てが同期して(サイクル数はもちろん位相もほとんど狂いなく)動いていますが、一個でも同期できない(位相の狂いが大きくなる)発電所は、直ちに切って外される仕組みになっています。しかし、何かの理由で同機できない発電所の数が多くなると、他の発電所も合わせて行けなくなり、切って外される結果となります。このようにして、瞬時のあいだに、大停電は波及してしまいます。米国の電力網はあまりにもおおきすぎます。しかし面白いことに、テキサス州だけは他の州とは繋がっていません。日本の場合は、いくつもの地域に分かれていたと思います。

 

大停電のときはインターネットは混乱しました。その理由は、幾つかあって、一つは、停電した地域にある多数の計算機は止まってしまうので、その計算機が受け持っている仕事はみな停止します。さらに、インターネットの通信はどの道筋を通って相手に着くかが一定しておらず、ネットワークの空いているところを通ってゆきます。そのため今度のように広範囲が停電でその地域が通れないとなると、通れる地域の通信回線が混むことになり、長い時間待っても、信号が相手に届かなくなります。

 

いずれにしても、停電は人事ではありません。長時間の停電もつらいけれども、短時間でもエレベータの中にいるときに停電になったりすることを考えるとゾッとしますね。

 

今年は、こちらでは比較的しのぎ易い夏で、地球温暖化の二酸化炭素説が間違っていたのかと願いましたが、いっぽうヨーロッパでは猛暑だと言うことで、何が原因なのか分らなくなりました。二酸化炭素による地球温暖化といえば、ニュージーランドでは、家畜が出すガス(おなら?)が二酸化炭素排出の50%を占めるとか。そこで政府は家畜が出すガスの影響を調べるための研究費をまかなうため、家畜税を高くしたそうです。それに反対した畜産業者のトラック-デモで、オークランド市の交通マヒが起こったとか。

 

ではこのへんで、失礼します。

中村