牛蒡の薬用効果

 

牛蒡は地味で平凡な野菜である。一度か二度この植物について随筆を書いたことがある。牛蒡は裏庭の菜園でうまく栽培できるようになってから、親しみがましたことは確かである。といっても我が家の牛蒡は長さ20cm足らず、太さは4cmから7cmくらいで、長い牛蒡を見なれた人には、木の根っこにしか見えないであろう。しかし味は非常によく、簡単なので毎年栽培する。

 

牛蒡には、リュウマチ関節炎の治療、皮膚病の薬、各種の解毒効果、また有効な癌の抑制剤の一つとして知られている。

 

最近この植物を見直すことになったのは、牛蒡が糖尿病の薬草であることがわかったからである。牛蒡の根は繊維も多く、牛蒡の繊維質が腸が糖分を吸収するのを遅らせ、また牛蒡に含まれるクロムが血液中の糖分を低下するのに役立つ。種から注出できる成分には、血液中の糖を低くする作用がある。

 

薬草として用いる時は、根も用いられるが、葉や種も役に立つ。葉は苦いが、種もそれにも増して猛烈に苦い。

 

我が家の畑からとれる牛蒡が短い理由は2個あって、一つはすこし深くなると粘土質なので牛蒡があまり長くなろうとしないのと、二つめは、25cm以上の深さの部分は掘れず、諦めてしまうためである。葉のほうは今まで全部捨てていたが、そんなに薬用効果があるなら乾燥しておこうと思った。ついでに茎のところを煮てたべて見たところ、結構食べられることも分かってきた。苦味のあるところが、薬として利くはずである。種も大量に取れたが、煎じて呑めるので、余分も捨てないことにした。