武山高之(2003.9.4)

 

 医者でもないのに、医療の話を始めました。「間違いがあるかもしれない」「知識が古いかもしれない」と思いながら、何か役に立てばと書いています。川崎さん、西村さん、中村さん、ご意見や追加情報をありがとうございます。知らないことばかりです。他の皆さんも、いろいろ教えてください。

 

 中村さんの『A Handbook of Awesome Health Foods 』を開いてみました。酒・味噌・納豆・緑茶面白いですね。忙しいのによく纏められましたね。

ボストンのハーバード大学には何回か行き、茶会事件の場所も訪れたことがありますが、捨てられたのは、緑茶の話だとは知りませんでした。

 

8月にインディアナ大学からアンディー君がホームステイに来ていましたが、日本食を「美味しい、美味しい」と食べていましたが、納豆だけはだめでした。

 

今回は、結石の話を致します。参考にしてください。

 

結石破砕

武山高之

2003.9.4

 

 腎臓結石胆石も、よく起こる成人病である。大変に痛いらしいが、私は幸い経験していない。私とこの病気とのかかわりは、現役のときに、前任者から結石破砕装置の輸入販売事業を引き継いだことである。苦境にある事業を立て直すのが、私の仕事であった。

 

しかし、この種の高額医療機器の販売は、「性能よく、価格がリーゾナブルなら売れる」と言うほど、単純なものではなく、販売業者と病院の複雑な相互関係が影響し、技術出身の私などの手に負えるものではなかった。

我々が取り扱っていたのは、フランスから輸入していた衝撃波結石破砕装置レーザー結石破砕装置である

そのため、この事業はほどなく収束、会社は清算することになり、私は会社の清算人という珍しい仕事をすることになった。

 

その結果として、私に残ったのは、治療に関する知識だけである。また、患者にとって幸いなことに、激しい販売競争と病院の経営競争のため、この種の高額機器の日本における普及率は、きわめて高い。

 

 腎臓結石は、その存在する部位によって、腎結石・尿管結石・膀胱結石と呼ばれる。

結石が小さいときは、多量の水分を摂るとか、体を動かしたり、縄跳びをして、自然排出をはかるというが、最近は、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)とレーザー結石破砕装置が使われる。体外衝撃波破砕装置で、腎結石で90%、尿管結石で80%の成功率といわれる。少々体に対する負担もあるようだが、我々の年代にとっては有効な方法であろう。困難な場合は、切開による外科的手術が必要になる。

 

一方胆石は内科的方法として、まず、経口胆石溶解療法が取られる。除去困難なときは、体外衝撃波破砕術が取られる。腎臓結石よりは難しいようである。

内科的方法が効果を示さないときには、外科的療法として、胆嚢摘出術や総胆管切開術が行われる。最近では、十二指腸乳頭切開術、経皮経肝胆道鏡、腹腔鏡下胆嚢摘出術(ラパコレLaparoscopic Cholecystectomy)などの内視鏡的方法開腹術に代わって行われる

ようになった。

 

私の義母は90歳を過ぎて胆管結石になり、開腹手術はもちろん破砕術も難しく、バルーンカテーテルにより、胆管から十二指腸に排出することが行われた。一度は成功したが、数ヵ月後に再発し、二度目は不成功に終わった。

 

私の結石破砕に関する知識は、いささか古くなっている。医師に確かめたわけでもない。もし、皆さん自身で問題になったら、新しい情報を入れてください。