第二回 イーブックコンパイラー

 

イーブックはPDF形式か、HTMLを用いることを以前に書きました。PDF形式にするためには、最初はたとえばTEX(テック)のようなソフトをもちいてポストスクリプト形式で書き上げ、最後の段階で、PDFデステイラー(コンパイラー)にかけ、PDF形式に仕上げます。したがって他人が原文を勝手に内容を変更することができません。

 

一方htmlは、通常は他人が簡単にコピーし変更することができます。たとえば殆どのウェブページはhtmlで書かれていて、読者がhtmlの原文を見たければ簡単に見ることができます。ブラウザーの上部にあるviewメニュウの中のsourceをクリックするとhtmlの原文がでてきます。これをコピーしてしまえば、自分で変更したり、その一部を自分のhtmlに取り入れたりすることが可能です。

 

このようなhtml形式著書を書くことは著者にとって危険なことです。ところがhtmlの文書をコンパイルしてしまえば、htmlは読者に見えなくなり、コピーすることも変更することも出来なくなります。またコンパイルの利点は、イーブックがどんなに多くのhtmlファイルの繋がりから出来ていても、全部を一つにまとめ、一個のファイルにしてしまいます。このようなコンパイラーはイーブックの中で使われている言語に関係なく作動するので、どこの国で作られたコンパイラーでも日本語のイーブックを作るのに使えます。

 

イーブックは計算機ソフトウェアの一種ともいえます。ソフトウェアはいくらでもコピーを作ることが出来るので、購入した人がコピーを作って人にあげたり、また何人かで共同で買って、一人あたりの費用を安くされる可能性があります。それにどう対処するかは、イーブックコンパイラー製作者の技術にかかっていますが、かなり精巧な方法が組み込まれています。たとえば、購入後決められた期間は自由に読めるが、その期間が過ぎると、購入者がインターネットを通して登録しないとパスワードが入手できず、また登録する時に名前とか、その他の個人的な情報を提出することを義務つけ、本を開く時パスワードと共に個人的な情報を打ち込まないと、イーブックが開かないように仕掛けます。こうしておけば、購入者は容易にコピーを他人に渡したりしないことを想定しているわけです。

 

登録の操作は、インターネット上の計算機同士が自動的に交信し、すべて自動的におこなうように、プログラムされていますが、このような販売会社を作りたければ、自動化ソフトウェアを購入することも出来ます。

 

コンパイラーを買う時の利点の一つは、入手は無料で、コンパイルしたイーブックを販売するときに初めて料金(30ドル程度)をはらえばよいのです。したがって、納得の行くまで使いこなして見て、気に入らなければ、別のコンパイラーを探すことが自由に出来ることです。私の経験からは、最も信頼性が高く、使いやすいのは、Active E-Compilerで、ここをクリックすると、その会社のウェッブサイトにつながります。