前立腺(Prostate)肥大

武山高之

 

医療材料事業を長年やっていると、世間話に病気のことがよく出る。同世代の人と話していて、とくに出てくるのは歯科インプラント治療、白内障、前立腺肥大である。

前二者は、私には知識がない。どなたか経験者のお話を聞きたいものです。

 

インプラントは百万円したとか、とかく高価である。白内障では、物がよく見えるようになり、ゴルフのスコアーが上がったということをよく聞く。前立腺肥大とは、いささか関係があるので、話したい。

 

前立腺肥大は、60歳台の男性で、50%に発生するという。初期の段階では、薬物療法、ちょっと進むとマイクロ波またはレーザーで焼くか、スクリュー刃で尿管内を削る方法が適用され、高度に症状が進行した場合は、切開による外科的手術になる。

 

私はいま、尿の出が少し悪い。夜2,3回トイレに起きるようになったので、薬物療法を続けている。尿道の手術は嫌であり、薬物だけで収まることを期待している。

 

123年前から数年間、私はフランスからマイクロ波を使った装置を輸入販売していた。医療材料および機器事業の一環として、MRI、結石破砕装置に次ぎ、取り上げていた機器販売事業であった。当時、日本では高額機器を設置することが、病院経営の重要要素であった。最初はよく売れたが、次第に利益率が低下し、事業そのものを他社に譲渡した。

 

はじめ1億円もした装置が、今では、10分の1に下がっている。事業としては問題であるが、患者の立場に立てば、歓迎すべきことである。

 

この方法の原理は、電子レンジと同様なマイクロ波加熱である。尿道にマイクロ波発信機を挿入し、前立腺肥大で狭められた尿道まわりの細胞を加熱死滅さすことにより、尿道を広げる方法である。 

 

最近、昔部下であったメインテナンス・エンジニアから医師と一緒に纏めたといって、臨床報告を送ってきてくれた。私立の泌尿器クリニックのデータで、全部で1000症例ほどある。年150から200の症例で、結構多い。対象患者の平均年齢は、66.7歳で、アイソマーズの年代である。まさに、我々はマイクロ波治療の適齢期にあるようだ。

 

治療の必要性および効果の判断は、超音波診断による前立腺体積の測定、尿流量測定およびQOL(quality of life)アンケートである。約4分の3の患者さんで効果が現われている。

 

 どなたか、マイコロ波または切開手術をやられた方がいたら、体験を聞かせていただきたいです。

 

しもの話で恐縮であるが、歳を取ると、男は尿の出が悪くなり、回数も増える。女は止まらなくなり、失禁状態が問題になる。