ステビア(Stevia)とアスパーテイム(Aspertame)

(12-2-2003)

 

両方とも甘味料である。ステビアはアメリカではほとんど知られていないが、日本では1990年台から、ダイエットコークその他の飲料につかわれ、安全性が確かめられているが、アメリカでは政府が許可しない。これはアメリカが砂糖の生産国であることと関係しているといわれている。そのいっぽう、アメリカのダイエット飲料にはアスパーテイムという甘味料が使われている。

 

ステビアは南米のパラグアイ原産のキク科の植物で、葉に甘味が含まれていて、注出してから精製し、白い結晶の粉として販売されている。その甘さは砂糖の30倍から100倍といわれ、消化しない上、体内でインスリンの消費もないので、ダイエット中の人、糖尿病患者に役に立つわけで、日本以外にヨーロッパの国でも使われている。

 

1990年の湾岸戦争の後、戦線に参加したアメリカの兵士たちの多くが、メチルアルコール中毒の症状を示した。その原因がダイエット飲料に使われていたアスパーテイムであったことが指摘された。アスパーテイムは華氏85度以上で化学分解し、10%はメチルアルコールになり、灼熱のイラク、サウジアラビアでは瞬く間にこの条件が満たされる。このような危険な条件がなくても、アメリカのダイエット飲料を大量に飲むと、頭髪が抜け始める事をはじめ、様々な障害が現れることが報告されている。

 

同じブランド名でも、日本で詰めたものと、アメリカで詰めたものでは、中身が異なるわけだ。太平洋を横断するとき、日本発の便ならダイエットコークはステビアで、アメリカ発ならアスパーテイムということになる。機内の一缶や二缶なら心配ないだろう。

 

中村