中国世界遺産を訪ねる旅(1)       6月9日  伊藤一男
 
 この度、中国世界遺産を訪ねる旅のツアーに家内と一緒に参加しました。
「三国志」時代に蜀の都と呼ばれた成都を中心に、下記の各地をバスで
時計廻りで巡りました。
 
 
      成都
        
                  
    150km      310km
                 
                 
 峨眉山                大足
                   
                 
    楽山・・・・・・330km・・・
 
 
 成 都:四川省の省都で四川料理の本場、麻婆豆腐発祥の地、
     パンダの故郷としても名高い。
 大 足:中国の三大石窟(敦煌、洛陽、大同)と並ぶ磨崖仏の里。
 楽 山:断崖に彫られた、高さ71mの世界最大の石刻大仏がある。
 峨眉山:中国仏教四大聖地の一つで普賢菩薩の霊場。最高峰は3099m
 
 中国の古い石窟芸術の素晴らしさや四川料理のおいしさもさることながら、
この度のツアーの楽しさは、そのグループメンバー各人の博識と添乗員のサービス
のよさに負うところが大きかったようです。
 
 実は、「旧制武蔵高校同窓会 中国の旅」に潜り込ませてもらったのですが、
メンバーはいずれも喜寿を迎えたか、まさに迎えんとするご長老とその奥方友達
で構成され、それもいずれ劣らぬ博覧強記の面々ばかりで、浅学非才の若輩ものは
我々夫婦のみ。最初は緊張しましたが、同窓会メンバーはお互い「おれ、おまえ?
の仲、あだ名で呼び合ったりしておられるので、緊張もすぐほぐれました。
 
 この中国の旅も今回が12回目だそうで、なぜそんなに中国、中国へと惹きつけら
れるのかといえば、当時担任の東洋史の先生が実に偉大な方で、
恩師のご冥福を祈りながら、こうして毎年中国を旅しているとのこと。
何とうらやましい師弟愛ではありませんか!
 
 今回のメンバーは総勢15名。いずれも個性豊かな方々ばかりですが、なかでも;
OR氏:現地ガイド顔負けの中国史通。行く先々で漢詩を諳んじるほどの博学。
OS氏:自らもガンで胃を全摘した医師。せっかく救急医薬を携行したが誰も具合が
    悪くならないとボヤいておられた。因みに今回も役に立たず。仏教に精通。
SK氏:元東レ副社長。私の娘が東レにお世話になったときの上司。お酒をこよなく
    愛するダンディな風流人。メモ代わりにいつも短歌をものにされる。
KA氏:弁護士。かつて水俣病公害のときにたいへん苦労された由。
YY氏:水墨画や書の達人。日本からわざわざ硯と筆を持参し、毎朝ホテルで筆をと
    られる。偶然、私の高校(旧神戸一中)の大先輩。
ST氏:地質学博士。走行中のバスを急にストップさせて珍しい地層のサンプルを採
    取される。ご婦人達が宝石を買うとき、いつも真贋判定を引き受けられる。
などなど。
 
 いずれにしても皆様、寺院や仏教などにご造詣が深い方ばかりですが、「オレ達、
もうそろそろお迎えが近いからな」とはOR氏の言。
 
以下は次回で。