中国世界遺産の旅(3)        6月14日  伊藤一男
 
 先に楽山の世界一大きな大仏をご紹介しましたが、再び楽山について。
 楽山は四川省の南西部に位置し、「天下に奇なる景観」と呼ばれています。
岷江、青衣江、大渡河の三つの川が合流している地点でもあり、それはやがて長江に
流れ込んでいきます。また、現代中国の文学者で、政治家としても有名な郭沫若の故
郷でもあります。
 
 大仏のある断崖は、楽山の自然が造り出した壮大な造型で、遠くから眺めると
仏さまが横臥しているように見えます。(写真参照)
なるほど! しかし、ちょうど股間あたりに見えるあの仏塔は何だ?!!
どう見ても屹立した男性のシンボルとしか見えないのです。
 
 あの仏塔は「霊宝塔」といって、宋の時代に建てられた十三層の塔とのこと。
いささか下品ではあるが、いにしえの中国人のユーモアか、それとも、いくら仏さま
といえども、あそこの煩悩だけは滅却できないのか。いやー、見ている我々が下品だ
からそう見えるんだ、とご長老たちは侃々諤々でした。
 
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