2005.9.25

西 村 三千男 記

連載「ドイツ化学史の旅のこぼれ話」

第13回 キャッシュカード (International)のこと

 今日では、大抵の人が海外旅行には「キャッシュカード (International)」を携行して、

現地のキャッシュオートマットから現地通貨を必要なだけ引き出している。この仕組みが普

及したのはそんなに古いことではない。それ以前は、海外旅行の際には携行外貨をTCトラ

ベラースチェックに組むのが普通であった。

国際キャッシュカードの初期には、シティバンクに口座を持てば、海外でそのキャッシュ

カードで現地通貨を引き出せるという時代があった。暫くの間、そのサービスはシティバン

クの独占が続いていたように思う。数年遅れて日本のメガバンクや他行がそのサービスに追

随した。一方で、海外の街角にキャッシュオートマットがどんどん普及したのはアメリカや

シンガポールでは早かったけれど、ヨーロッパは遅かった。ヨーロッパで普及したのは多分

5年位前からであった。

この様な流れの中で、私がTCの利用を止めたのは何時だったか?正確には覚えていない

が、多分、1999年が最後の利用であった。さくら銀行から「キャッシュパスポート」と

いう名前の初期の「国際キャッシュカード」を勧められた。最初は海外専用であった。それ

が銀行の合併に伴い、国内、海外兼用の「三井住友キャッシュカード (International)」へ

進化して今日に到っている。海外での引出し手数料は1回につき200円程度と極めてお安

くなっている。

(以下次回)