2005.7.2

西 村 三千男 記

連載「ドイツ化学史の旅のこぼれ話」

 

第11回 出張中の長男とニアミス!!

 

今回の旅と時を同じくして長男がヨーロッパへ出張していて、2〜3度、親とニアミスし

た。スコブル付きの私事ではあるが、こんなにも珍しい偶然があり得るか?の例として紹介

させて頂こう。

 

長男は木下さんの面接を受けてカネカに入社し、今日に到っている。海外の仕事が多いの

だが、出張先は北米、ヨーロッパ、台湾に限定されている。今回はヨーロッパ経由のアメリ

カ行きであった。

 

その1.

 長男は6月1日、関空から我が関西組と同じルフトハンザの LH-741 便でフランクフルト

経由デュッセルドルフ着。6月1&2日と2泊した。親は6月2日成田発全日空 NH-209 便

でフランクフルト経由デュッセルドルフ着。6月2〜5日と4泊した。

 

その2.

 6月2日夜は夫々、別々のホテルでデュッセルドルフに滞在していた。夕食時間帯、親は

アルトシュタットの Schumacherbraeu に出向いて旬のシュパーゲルを食したが、長男は夕

食後にドイツ人大学教授に連れられて同じくアルトシュタットへ飲みに行ったそうである。

親子が出逢うことはなかったが。

 

その3.

 6月4日(土)午後のティータイムに、私達は旧い友人のKファミリーを訪ねる約束をし

ていた。当HP2002年号に寄せた拙文「・・追憶のハイデルベルク・・・」の第2話と

第6話に登場するフラウKである。その日、長男は既にブリュッセルに移動していたのであ

るが、私達のKファミリー訪問に是非ともジョインしたいと、オフタイムのブリュッセルか

らデュッセルドルフへ舞い戻って来た。少々時間的には無理をしたであろうが、午前中にデ

ュッセルドルフに到着し、親とランチを共にしてから一緒にKファミリーを訪問した。Kフ

ァミリーは予定外の長男同伴を喜んで、大歓迎してくれた。

 

その4.

 6月8日朝、我々はハイデルベルクを発ってロマンティシェ街道へ向ったが、長男は何と

その日の夕刻ハイデルベルクに到着している。1泊して、翌日ビジネスを終えてブリュッセ

ルへ戻った。

 

その5.

 長男のハイデルベルクでの往訪先T社は父親が40年前に繰り返し往訪していたT社と一

致している。前述の拙文「・・追憶のハイデルベルク・・・」の第3話と第4話に登場する

T社である。長男のビジネスの内容は関知しないが、世の中にこんな偶然があり得るのだ。

「ニアミス」と云うよりも、「世間は広いようで狭かった」と云うべきか。

 

(以下次回)