2005.7.1

西 村 三千男 記

連載「ドイツ化学史の旅のこぼれ話」

 

第4回 リラの花は咲いていなかった!!

 

当HPの創刊の頃、ハイデルベルク古城のライラックの花をテーマに「リラの花咲く頃」

と題した拙文を書いた。武山夫人から早速コメントが寄せられた。いわく「先年7月中旬に

ハイデルベルクを訪れ、古城でサーモンピンクの花の前で写真撮影している.ライラックの

花の季節である4〜5月とは時期がずれている.いまルーペでその花と図鑑のライラックの

花とを照合しても、一致、不一致が判然としないけれども、これはライラックだとしておこ

う.」と。

 

 読者は忘れても、筆者やコメンテータは忘れない。今回、「化学史の旅」のご縁で筆者と

コメンテータとが一緒に6月という微妙な時期(正否を検証するには絶妙の時期)に古城を

訪ねたのであった。前日から「それを検証しましょう」と申し合わせていた。

 

 結果は「リラの花は咲いていなかった.サーモンピンクの別の花は今年も咲いていた.」

 

(以下次回)