2005.7.11
西 村 三千男 記
連載「ドイツ化学史の旅のこぼれ話」
第5回 異常気候?気温が乱高下!!
天候のことを最重視するなら、ヨーロッパ旅行に最適の季節は5〜6月とされている。日
が長くて、天気が安定していて、花も咲いているからである。我々が化学史の旅をこの時期
に計画したのはこの理由からでもあった。
それでは今回の旅は好天気に恵まれたか?評価の分かれるところであろうが、私は70点
位で合格だったとしておく。
ご自身を「晴れ女」だとお考えの女性アイソマーズが複数人参加されていた。その為か、
概ね晴れてはいて、傘を必要とする様な雨には遭わなかったが、気温は乱高下した。アイソ
マーズがグループ行動している間はかなりの異常低温が続き、その前後には異常高温の日々
もあった。
当節、世界的に異常気象が話題になっている。日本もそうだが、ヨーロッパもドイツも気
温が乱高下していた。森山昇さんの話では5月下旬の或る日、デュッセルドルフで1日の最
高気温が31℃、最低気温が5℃という極端なケースもあったそうだ。
ヨーロッパの6月は暑い方へブレることを心配して、暑さ対策に偏って準備していた私は
デュッセルドルフで防涼?のためにヤッケを調達した。逆に、冷気対策に偏っていた家内は
夏物を購入していた。
(以下次回)