2005.7.11

西 村 三千男 記

連載「ドイツ化学史の旅のこぼれ話」

 

第6回 ミュンヘン空港へのアクセス

 

ミュンヘンのホテルはトアーブロイ(Torbraeu)であった。私はここに初めて泊まったの

だが、とても便利な立地であった。「森川さんを偲ぶ会」を催行したホーフブロイハウス

も、市庁舎のあるマリエン広場も歩いて数分の距離で至便であった。我々がリービッヒ像

を訪ねたマクシミリアン広場はマリエン広場から更に数分歩いた先であった。

 

 このホテルからミュンヘン空港へのアクセスについては木下さんが有益な情報を教えて

くれた。すなわち、ホテルの直ぐ前にUバーン駅(Isartor)があり、そこに乗入れている

SバーンのS1ラインを利用すれば、乗換え無しで空港へ直行出来るということを。

 

実は、LTK社の金井さんと藤牧さん/伊藤さん/私とでミュンヘン空港アクセスにつ

いて事前に話題にしていた。専用バスの契約は10日(金)迄であり、11日(土)以降

の出発は各自手配となる。市の中心部かららミュンヘン空港の距離は約30キロだから、

タクシーで直行するのは不経済。従ってホテルからミュンヘン中央駅まではタクシー、そ

こからSバーンに乗り継ぐのが合理的だろうとの結論であった。JALのシティガイドマ

ップやその他多くのガイドブックにもそのように書かれている。

 

 木下さんの情報に従ってUバーン駅からS1ラインに乗車した。電光表示板で空港行き

であることを確かめてはいたが、到着した電車の先頭車両に乗り込んでからも半信半疑で

あった。「この電車は空港へ行くか?」と若くて親切そうな乗客に尋ねた。「ヤー.行く

けれど、2番目の電車である.」との返事。私たちは2両目へ移動した。私たちの行動を

眼で追っていたらしい先刻の若者がやって来て「空港行きは2両目ではなく、連結してい

る後半の電車だ.前半の電車はXX駅で別の行き先YYへ切り離される.前半の電車から

後半の電車へ通り抜けは出来ない.幾つめか先のZZ駅では停車時間が長いので、そこで

後半へ乗り換えるとよい.」と懇切丁寧に教えてくれた。

 

 そのインストラクション通りに乗り換えた。今度は周囲にスーツケースを持った航空客

とかパイロットや客室乗務員の制服を着たスタッフが乗っていて安心した。但し、航空客

は終点まで乗車しているのに対して、スタッフ達は一つ手前の駅で降車していた。

 

 ホテルから空港へ電車1本でアクセス出来るのは時間的にも、経費的にも大いに節約に

なる。次回ミュンヘンに来ることがあれば、またこのホテルを選んでもよいと思った。

 

(以下次回)