焼酎比較報告

 

東京に長い間滞在していた妻の昭子が帰ってきた。頼んでおいた焼酎を持ってきてくれたので、やっと自分のと比較する機会が出来た。鹿児島産の焼酎で、純粋な焼酎であると書いてあるのは信じてよいだろう。

 

早速グラスに入れて味見をしてみた。ほのかに薩摩芋の香りがある。実際にラベルには原料は米と薩摩芋と書いてある。自家製と比べると、焼酎の味が薄い。自家製では、まず舌にジンとくるような強いショックがあり、つぎに甘みがあって、それから材料特有の香りがくるのだが、鹿児島産の焼酎ではジンとくるショックが弱く、甘みが来ない。

 

違いの一番の原因は、アルコールの強さにあるようだ。鹿児島産の焼酎のアルコールは35%と書いてある。一方自家製は、計ったことはないものの、50%から60%あると信じている。グラッパやコニャックを飲んだときの、アルコールの強さと比較して、自家製の焼酎のアルコールの強さの判断にも使う。それに、蒸留の終わりころ取れる焼酎は、ジンとくる強さが鹿児島産の焼酎のとよく似ていることから考えても、この推定は間違っていないと思う。自家製の焼酎の強い甘みは、糖分ではなくアルコールが強いときだけに感じられる甘みである。自分勝手な解釈なのだが、アルコールと砂糖は分子構造が似ている。甘みはOH基から来るのではないだろうか。

 

もっと比較しないとより正確なことはいえないものの、独特なものが出来るという意味で、自家製も無駄な努力ではないように思われる。