2005.3.30

西 村 三千男 記

 

パソコン〜この腹立たしきもの

 

私のパソコンは現在故障して片肺運転中である。故障部位は診断して特定されている。

修理に出せば10〜14日かかると見積もられている。修理するか買換えるか迷うところ

だが、次期OSの MS Windows Long Horn の発売が2年以内と云われると、買換えはその

時迄待ちたくなる。このまま使用継続し、6月のアイソマーズの「ドイツ化学史の旅」の

留守中に修理依頼する作戦を考えている。

 

 私はパソコンの低度ユーザーである。パソコンは、例えばTVやDVDレコーダーの様

な便利な家電であればよいと思う。それが、現実には技術が未成熟なためにちょくちょく

トラブルを生ずるし、ユーザーが高度化を望まなくてもハードもソフトも次々と進歩して

バージョンアップを迫る。供給者側だけの都合で計画的陳腐化を図り、不当な買換えを強

要する。

 

私のパソコン歴は20年以上にも及ぶが、会社在職中はシステム部員から日常的にパソ

コンの操作もトラブルも全て「おんぶに抱っこ」のサポートを受けていた。自立ユーザー

となったのは退職した後のここ数年のことである。在職中は社用の最新式デスクトップと

私物の旧式デスクトップ(COMPAC Presario (Windows 3.1, 一太郎 6.3 搭載) の2面を会

社のデスクに据え、私物PCにも会社の電話回線を接続し、メンテもシステム部員に依頼

して、公私混同を続けていた。

 

やがて来る退職を前にして、PCの操作とメンテで自立するための助走期間が1年位は

必要だろうと考えた。2001年7月に自立のための自宅用PCとして (Sony VAIO note

PCG-FX55G/BP) を購入してメールやインターネットが出来る環境を整えた。幸運なことに

ちょうどそのタイミングに自宅のケーブルTVがケーブルネットと併用サービスを開始し

た。下り8Mbのクラスを契約して、固定料金月額¥2、625.と割安である。

 

 その VAIO note には (Windows ME と Office XP と Norton Anti Virus) がプレイン

ストールされていた。2002年の末頃になって、メール用の Outlook Express だけ作

動が極端に遅くなった。セミプロ級の友人の指導でディスクスキャン等のチェックを繰り

返したが、原因は解明出来なかった。一方その頃、メール相手の友人、知人達が(アイソ

マーズを含む)ウィールス攻撃を受けて苦労するケースが多くなっていた。

 

相談の結果、2003年1月にトラブル対策とウィールス攻撃対策を兼ね Windows XP

Norton Internet Security 2003 を購入し、載せ換えた。このバージョンアップで本

体のメインメモリーが128Mbでは不足となり、256Mbへ増設を余儀なくされた。

この一連の出費と作業は性能向上のためではなく、現状維持のための後向き投資であり、

不本意で、腹立たしかった。

 

 さらにトラブルは続く。Office XP の Outlook Express と Internet Security 2003

との相性が悪かったのか、受信メールの添付ファイルの全てを危険だと判断して読めなく

するのであった。添付ファイルのあるメールを受信した時には、止むを得ず C-ディスク

に残していた Windows ME でスローモーションを覚悟しながら添付ファイルだけを読む羽

目になった。この不便を解消するヒントは当HP2002年号に掲載された伊藤英二さん

から中村さんへの手紙の中にあった。伊藤zwさんは添付ファイルの内 htm形式のものだけ

読めなくなったトラブル対策を紹介されていた。伊藤zwさんのお使いのソフトの組合せは

上記と全く異なっているのに、伊藤zw方式を採用したら私のトラブルも一件落着した。

 

更に2004年秋に、シマンテック社から Internet Security 2003 の延長キーは売ら

ず、サポートを打ち切るとメール通告され、2005年1月に Internet Security 2005

へバージョンアップした。それ以降、何故か伊藤zwさんの方式を取らなくても添付ファイ

ルを読めるようになり、より安心、安全とはなった。

 

 さて、今回2005年3月のトラブルの原因は、テストの結果上記2003年1月に増

設したメインメモリーのコネクター周辺にあると特定された。徐々に主電源が入り難くな

り、リセットも効果が無くなり、数日後には完全にダウンした。サポートに相談したら、

電話診断だけで原因が増設メモリー周辺に絞り込めたのは不自然だと感じた。Sony VAIO

のHPには増設メモリーに関する情報がやたらと多い。これは Sony VAIO の触られたく

ない、隠しておきたいスネのキズではないかと邪推している。

 

                                 (おわり)