10-30-2005

 

タラの芽の水栽培                                  中村

 

西村さんからNHKのたらの芽の水栽培に関する特集番組のDVDに録画したビデオを送っていただいた。DVDがなかなか走らず苦労したが、大学の専門家にフォーマットを変えてもらってから、計算機でもDVDプレヤーでも見れるようになった。

 

内容は驚くべきもので、タラの木の性質を知っているものにとって非常に興味深い。木のは普通の木と異なるところがいくつかある。タラは落葉樹で、秋には全部葉を落とすが、次の年同じところからは葉がでない。新芽は幹のてっぺんに一つか二つ出るだけで、二つ出れば枝別れするが、一つだけしか出ないと、その年は一本のまま枝なしで上に伸びるだけ。枝分かれがすくない代わり、一本の幹の横から新しい木が出てくるので、潅木のようになる。非常にするどいとげが幹に多数生えることも、特徴である。

 

タラの芽は山菜として珍重されるが、一本の幹からは一個か二個しか取れないので、ごくわずかしか食べられない。水栽培では一本の幹から約20個取れ、しかも冬の間に収穫できるので農家のとっても消費者にとっても利点である。

 

DVDの情報によると、水栽培を行なうためには、秋の末にタラに幹を根の近くで切り取り、納屋で2月までねかせる。水栽培をはじめる前に幹を約10cmの長さに輪切にし、浅い水床にぎっしり並べて、温室に置く。肥料は与えず約3週間で高さ2cmの芽になり、さらに次の一週間で7cmに成長したところで、収穫して出荷するという。私の勝手な解釈であるが、秋に幹を切り取るのは、雪の深くつもる山形県だから必要なので、雪の少ない地方では、むしろ切らないほうが良いのではないかと思う。

 

このやり方は場所をとらないので、我が家でもやってみようとおもう。タラは4-5年前植えたが、長雨のため木の周りに水がたまり、そのため枯れてしまった。今年の春、シンシナチの近くの苗屋に出向いて一本入手して、場所を変えて植えなおした。その木はもう2mの高さに達し周りにも三本も小さいのが出てきているので、2mになったのを切り取って実験に使おうと考えている。もう毎日霜がおりるが、土が凍るまでにはまだしばらくかかるので、それまでに、もう一度苗屋に出向いて二本位苗木を買ってきても良いと考えている。