200.1.11

西 村 三千男 記

続々「ポコポコ・イタリアーノ」

 

第1話 ボローニャ空港は本当におすすめか?

 

アイソマーズ通信2005年号に拙文「ボローニャ空港がおすすめ?」を投稿した。

2005年6月の「アイソマーズ・ドイツ化学史の旅」をミュンヘンで解散した後、ボ

ローニャ空港からイタリアに入国して、Bologna/Ferrara/Modena を訪ねると予告して

いた。予告通りに実行した体験を数回に分けてご報告しよう。

 

ボローニャ・Gマルコーニ空港

前報と重複するが、ボローニャ空港のアウトラインを下記する。比較的歴史の浅い空

港で、JTB等のガイドブックには殆んど記述が無く、あまり知られていない。イタリ

ア入国の一般的な玄関であるローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ空港もミラノのマルペ

ンサ空港も市の中心から(成田空港並みに)遠いが、ボローニャ空港は都心から6qと

近くて至便である。ボローニャは古くから陸路交通の要所であり、今日的には鉄道網の

中心でもあるから、そこから更に各地へ足を延ばすのにも便利である。

 

ローカルの国際空港としてはかなりの規模である。チェックインカウンターが65、

搭乗ゲートが19もあり、ヨーロッパ各都市からのフライト数は多い。今回の旅の出入

国ルート、ミュンヘン〜ボローニャ、ボローニャ〜フランクフルトは共に毎日5〜7便

飛んでいる。ただし、便数は多いが使用する航空機は小さい。ヨーロッパ域外のバンコ

ックやニューヨークへの便もある。ボローニャ見本市を活性化するためにボローニャ市

と市の商工会議所の肝いりで運営されていると聞いた。

 

入国

 6月11日のミュンヘン→ボローニャ便はルフトハンザのフライトで、使用機材は子

会社(Eurowings)が運行する定員70名位の小型ターボプロップ機(ATR-72)、飛行

時間は約80分であった。

 

EU域内だから入国審査は要らないし、チェックイン荷物もすぐに出てきた。乗客数

が少なく、空港内が混雑していなくて、あっという間にタクシーに乗れた。約20分で

ホテルに到着し、気分よくチップをはずんでもタクシー代合計は17ユーロだった。

 

出国

 旅の最終日6月15日にはボローニア空港からフランクフルト空港経由で帰国した。

ボローニア空港で Tax Refund の手続きを済ませ、手荷物を成田まで直行チェックイン

すれば身軽になれると考えたが、ボローニア空港の税関にはその様な受入れ態勢が無か

った。税関は地階にあったが、係員不在で「EU域内へ向かう旅行者は、到着地で通関

して出国するように」という趣旨が掲示されていた。想像するに、税関はEU域外への

発着便の時だけオープンするのだろう。結局、フランクフルト空港で手荷物を一旦受け

取って Tax Refund と通関をする羽目になったのである。

 

 空港内の設備は必要最小限が機能的に配置されている。どこの国際空港にもある免税

品ショップや素敵なレストラン群、各航空会社のラウンジなどは皆無のようであった。

広い発着ホールの両端にセルフサービスのバールがあって、そこで軽食はとれた。

 

                       (以下次回)