2006.1.17

西 村 三千男 記

続々「ポコポコ・イタリアーノ」

 

第2話 ボローニャ〜ロッシーニが愛した食材の街

 

NHK名曲アルバムにロッシーニの「歌劇・セミラーミデ・序曲」がある。バック

の風景はボローニャである。とりわけ食材市場の売り場の棚からあふれるような青果

物や肉類の眺めが壮観である。字幕では「8歳でこの街に移り住んだロッシーニは、

街並みの美しさよりも、この街の豊富な食材と美食に惹かれていった」と出ている。

彼は後年、筋金入りの美食家となり、自らも料理に熱中してロッシーニ風の創作料理

を数々残していると伝えられている。

 

 パスタのミートソースにボロネーゼと称するのがある。ボローニャは古くから美食

の街であり、食材の集散地であったようだ。近隣の農業地帯から青果物や酪農製品が

ここに集積したという。パルマの生ハムやチーズ、モデナのバルサミコ酢もこの街の

食文化圏の一部に数えられている。

 

2005年6月の旅の途中、家内が散歩していて偶然、名曲アルバムのバックに出

てくる食材市場そのものを見つけてきた。「見つけた!!」と興奮気味に連れて行か

れた。マッジョーレ広場から西の方向へ少し歩いて、路地を入ったところであった。

体育館のような大型の建物の中に、簡易ラックで仕切った食材店が並んで、買物客に

向って魅力を競っていた。市場の名前はメモしてこなかったが、家内がスナップ写真

を撮っているので文末に厳選した2枚を添付してご披露する。

 

 家内の疑問は「青果物の売れ残り〜その日に売れなかったもの〜はどうするの?」

である。売れ残りを翌日安売りしているのは見かけないからである。

 

                       (以下次回)

(写真が開くまで少し時間がかかるかも知れません)