20010

西村 三千男 記

 

続々「ポコポコ・イタリアーノ」

 

第15話 漫画家が伝えるボローニャ

 

ボローニャ在住の市口桂子という女流漫画家がNHKのTVイタリア語講座テキストに

毎月「K-ko a Bologna」(ケー子@ボローニャ)と題する漫画を連載している。

 

10月号にはイタリア国鉄の窓口で指定席を買う(買えなかった)風景を描いている。

つとに悪名高きイタリア国鉄の窓口対応については、私の腹立たしき体験を、これまでも

2003年号の連載「ポコポコ・イタリアーノ」第3回や2004年号の続「ポコポコ・

イタリアーノ」第10回に紹介してきた。今月の漫画はそれと類似の窓口風景を誌上再現

している。

 

 漫画を文字で伝達するのは限界があるけれど、下記は脚本のように会話は「・・・」書

きとし、それ以外は地の文である。

 

1.イタリアの列車といえばたくさんの逸話があります。

     遅延   ストライキ

2.たとえば何年か前、

3.私の大阪の友人が遊びにきたとき・・・

  「ローマに行きたい? じゃあ列車の予約にいこう。」

4.ボローニャ駅内予約窓口

  「番号をとって、待つの。」

5.(デジタル時計19:25)

「20:00で窓口は閉まる.って書いてあるけど、まだ人がいっぱいいるね。」

6.「でも番号持ってるから大丈夫でしょ?」

7.(デジタル時計19:30)「うん」 少し悪い予感。

8.(デジタル時計19:50) かなり悪い予感。

9.(デジタル時計20:00)「OK! みんなでて!!」

10.「窓口業務は終わったよ!」「さあ、行った!行った!」

11.「え・・・何?!」 少し想像してた。

12.「あんたいったい何言ってんの?!」

13.「番号持って、わたしゃ1時間も待ったんだよ!」

   「こんなふうに追い出せると思ってんのかい?!」

   「がんばれ、おばさん!」

14.「じゃあ、奥さん、もしも番号もった人間が3000人いたら、

    明日の朝までおれたちは働かなきゃいけないのかい?!」 「う・・・」

15.「・・・ある意味正しいかも・・・」(←イタリア人化)「ちょっと、あんた?!」

 

イタリア国鉄の指定券は、たとえ割高であっても、なるべく旅行出発前に国内で購入して

おくのが賢明なようだ。

 

                       (以下次回)