粗悪日本製と驚異の韓国製

 

中村省一郎                26 Feb 2006

オハイオ州コロンバス市

shoichironak@aol.com

 

 

長年使用した仕事部屋のプリンターが古くなったので、昨年の秋に買い換えた。コニカミノルタのペイジプロ1350であるが、馬鹿なドライバー(ソフト)になやまされている。まずは、ドライバーを入れようとすると途中でエラーメッセイジが出て、インストールできないという。しかたなしに、プリントのテストをしてみると、ちゃんと働いているではないか。その後、ドライバーがインストールできないというメッセイジは繰り返し現れ、仕事用のソフトの上に出てきて邪魔になるが、我慢することにした。

 

一月も使わぬうちにトナーがへったから、カートリッジを取り替えろというメッセイジが出るようになり、消しても3分もたたぬまにまた出てくる。ドライバーがインストールできないというメッセイジもあいかわらず出てくるので、わずらわしいこと限りない。それにトナーがへっても普通ならまだ当分印刷できるものだ。しかし最初に入っていたカートリッジはえらく軽かった。彼らの商売はプリンターは安く売りカートリッジで儲けるらしいから、最初のトナーには出来るだけ量を減らしているのだと思えた。とにかくうるさいので一本注文して取り寄せた。

 

それで終わりかと思ったが、次が待っていた。私の仕事部屋には、ラップトップも含めて3台の計算機があり、それぞれ異なった仕事をしている。プリンターはそのうちの一つにだけ繋がっているが、無線のネットワークになっているので、どの計算機からでもプリントできる。しかしプリンターを隣の計算機につなぎかえる必要がでてきたので、ドライバーのインストールをその計算機におこなった。

 

インストールはすっと行ったのだが、プリントできない。調べてみると、コントロールパネルのPrinter and Fax のところに、同じ名前のプリンターアイコンが4個も入っていて、計算機が迷うらしかった。そこでどの選択が働くかをテストし、必要のないものを消したら、プリント出来るようになった。しばらく使っているうちにまたもとの木阿弥、またプリントできなくなった。いずれにしても、プリントが繋がっていないというエラーメッセイジだけは繰り返し出てきて、うるさい。

 

このようなコニカミノルタに見切りをつけ、数日まえ韓国製のサムスング製のレーザープリンターを購入した。インストールには何の手間もかからず、うるさいメッセイジも出ず、全く快調である。印刷の質は非常によいので、これ以上書くこともないくらいである。値段はリベートを考えるとコニカミノルタの半値でトナーカートリッジより安い。

 

さっそくコニカミノルタは取り除くことにしたのだが、一度かかわったコニカミノルタの災難は続く。というのは、コニカミノルタのドライバーを除去したのだが、プリンターが繋がらないというメッセイジだけは繰り返しでてくるのである。

 

コニカミノルタプリンターの件は、日本製のプリンターは絶対に買わぬと決めた以前の決心を破ったのがいけなかった。古い話になるが、以前に買った東芝、セイコウ、キャノン、ブラザーのプリンターにはみな泣かされた。どれも買うときは良いことばかりで、値段も安いのだが、買って見ると使用者無視の設計や、妙な欠陥が見つかり、ほとんど使わないで捨てることになり、結局金と時間が無駄になった。その後長い間HPの製品しか買わなかった。

 

カメラでも日本製品に失望した経験がある。一年ほど前にオリンパス デイヂタルカメラを買った。性能には何の文句もないのだが、ひどい欠陥品である。そのわけは、こうである。バッテリーの差込にカチンとはまって留まるような仕掛けがなく、蓋で支えている。その蓋が、カメラの底を触っただけであいてしまうので、すぐにバッテリーが落ちてしまう。全く信じられないことで、買うときに確かめることを考えもしなかった。

 

韓国の製品といえば、最近関心することが多い。最近旅行先でAvisレンタカーで車を借りたが、そこの車はすべて韓国せいのソナタであった。乗ってみておどろいた。内装は良いし、走り出してみると乗り心地よさは、同じ位の大きさの他の車種より格段に良い。サスペンションが格段に良いに違いない。このときから韓国製の車に対する私の認識はすっかりかわった。新聞やテレビでも、最近韓国製の車の評価は急激に高まっているようである。

 

最後にもうひとつ。話がさかのぼるが、15-6年もまえのこと、二台目のカムコーダーが必要になった。当時小型VHSカムコーダーは400ドルから1000ドルの値段であったが、ある店でそれらに並んで200ドル以下のが見つかって韓国製であった。店員の話によると、カラーで撮れるがファインダーは黒白であるという。あまりの安さに半信半疑で買ったのであった。普通の大きさのVHSカセットでが入る大型で、かなり重たかったのだが、使ってみて画質のよさにびっくり。値段の高い小型のよりはるかに良いビデオテープがつくれた。これが韓国製品に感心した最初の出会いであった。