2007.12.14

西村 三千男 記

連載「ドイツ化学史の旅・パート2のこぼれ話」

 

第5回 デジカメの性能向上は顕著にして・・・

 

旅の途上で武山さんが述懐された。「前回のパート1と今回のパート2との大きな差は

デジカメの長足の進歩ですな」と。

 同感である。画素数の増大を始め各種性能の向上、手振れ補正、露出補正など装備され

た各種機能の進歩は驚異的である。販売競争の激化からか、ここまで必要かと疑わしい機

能までも出現している。充電池の性能と信頼性の向上も著しい。

 デジカメ写真の最大の欠点を敢えて挙げるとすれば「写真をたくさん撮り過ぎること」

である。フィルム写真と違って、1枚毎のコストはタダ同然であるから、ついつい「念の

ためもう1枚」とスペア写真を撮ってしまう。しかも、その場でその中の1枚だけを選ん

で残りを消去するのではなく、全てを持ち帰る。帰宅後の取捨選択でも重複分をなかなか

消去出来ないのである。結果として映像記録の大量生産〜大量保存となる。

今回、旅の仲間で写真撮影しなかったのは男性2人(藤牧さんと西村)だけ、あとの8

人はデジカメと一部はフィルムカメラで次々と写真を撮影された。私は、今回に限らず何

時も写真撮影はしないが、家内の写真データファイルをパソコンやCDに整理、保存する

作業を請け負っている。旅の途中で「今回は旅行後の写真データ整理は大仕事になるな」

と予感した。「お互いの写真交換はメールの添付ファイルでは無理ですから、CDで交換

しよう」とも申し合わせた。帰国後は誰もが忙しくて、心ならずも写真をスクリーニング

せず、そのままCD化して交換した。集まった写真の総数は1600枚を超えた。

 

デジカメの画素数とメモリーカードの容量

ここ数年で画素数がドンドン大きくなった。家内の実例では2001年に購入した初代

機が320万画素、2006年購入の2代目機は620万画素。プリントするにも、PC

モニターに表示するにも500万画素以上はムリ、ムダとも云われている。画素数が増大

すると1枚当たりに使用するメモリー量も大きくなるが、そのメモリーカード容量もドン

ドン大きくなっている。実は家内のメモリー残量が心細くなって、ゲッティンゲンでSD

メモリーカードを現地購入した。売り場で最も小さい容量のもので1ギガであった。写真

1枚にメモリーを1メガ使うと仮定しても1000枚収容出来るキャパシティーである。

 

リチウムイオン電池

充電池の性能と信頼性も顕著に向上した。2005年の旅行時には、毎朝フル充電した

電池を3ヶ携行していた。今回は1ケの電池で充分であった。デジカメの液晶モニター画

面のサイズが大型化して消費電力が増大している筈であるが、電池の性能と信頼性向上に

より、それをカーバーして余りあるようだ。

 

充実の各種機能

 その他、手振れ補正機能、露出補正、ゆがみ補正、接写、ワイド、速写などはほぼ標準

装備であり、今や奇想天外、ビックリ仰天の笑顔自動シャッター機能とか顔を10%小顔

化する機能にまでエスカレートしている。

 

フィルム写真はいま・・・

 デジカメの進歩に押されて、フィルムカメラとフィルム市場が縮小している。コニカミ

ノルタはフィルム事業撤退。アグファフォトは倒産。富士フィルムでもフィルム生産量は

1970年頃の水準まで落ちている。

 

(以下次回)