感想  中村省一郎

 

大変興味深い情報でした。

 

米国でも建物の中で人工光源で植物を栽培することは古くから行なわれていて、人間の入れないような狭いところを走るベルトコンベアーに、入り口で植え付け、収穫はベルトが一周してきて、出口の収穫場所に到着したときにおこなう。ベルトの速さをベルトが一周すると最適収穫時に一致するように決められる、人工光源栽培では害虫の被害がない、だから農薬が要らない、などの利点がある、このような栽培は、値の高い収穫物生産に利用されている、てな記事を何年か前に読んだことがあります。また別の記事では、マリワナなどの違法の植物を人工光源で栽培する業者があるが、摘発側も心得たもので、電気会社のメーターの読みから、個々の建物のなかで人工光源で植物栽培しているかどうかがわかるという。これはLEDランプが作られるまえのかなり古い話であります。

 

人工光源で植物栽培の話を読んだり聞いたりするごとに思い出すことは、こんな情報です。植物の成長速度は、空気中の二酸化炭素の濃度に大きく変化する(アルへニウスの式?)。日本のどこかの農業大学の1975年前後の実験では、二酸化炭素の濃度を増すことにより(確か2倍)、成長の速度が2倍になり、収穫までの時間が半分に短縮できたというのです。これを聞いて以来、火力発電所などで大量にできる二酸化炭素をグリーンハウスなどで使えないかと考えたことがあるので、間違いありません。

 

こんな方法がすでにどこかで使われていたら、ぜひ教えてください。

 

古い建物のもう一つの利用法に、魚介類、特に魚かエビを養殖するというのがあって、コロンバスでもやっているし、ニューヨークのど真ん中でもやっているそうです。郊外でやっているところは、見学に行ったことがあります。魚の養殖にはほとんど光がいらず、また巨大エビが採算に乗りやすいとのこと。コロンバスで屋内養殖している業者の話によると、養殖巨大エビはすべてレストランに売れてしまうので、一般市場には出ないそうです。