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西 村 三千男 記

「ベルリンの空港〜テンペルホーフの想い出」

 

ベルリンには3つの国際空港がある。今日的にメインな発着はテーゲル空港である。

今回宿泊するホテルに近いシェーネフェルト空港は旧東ベルリンの空港で、今日でも主

にロシアや東欧からのフライトが発着する。もう一つのテンペルホーフ空港は中小型機

用に特化しているらしい。

 

40数年前のデュッセルドルフに駐在していた時代、西ベルリンは「陸の孤島」と呼

ばれていた。周囲を東ドイツに囲まれていたからである。アクセスとして空路が重要で

あった。シャトル便のように頻繁に、中小型機が往来していた。テンペルホーフ空港が

使われていた。何故かルフトハンザドイツ航空はなく、戦勝した連合国のパン・アメリ

カン、英国航空(当時はBEA?)、エール・フランスが飛んでいた。運賃は、政策的

に極端に低くなっていたように記憶する。

 

例えば、デュッセルドルフ〜ミュンヘンの直行便が満席で予約出来ない場合に、ベル

リン経由にする方策があった。ケルン・ボン〜ベルリン、ベルリン〜ミュンヘンと迂回

するのである。時間はかかるが運賃は、多分、同等以下?であった。斯くして、ベルリ

ンに用事がないのに、テンペルホーフ空港のトランジット客となる機会が数回あった。

 

(おわり)