2007.3.15

西村 三千男 記

中村さんの「自然発酵二話」を読んで〜その4

 

前々回の〜その2の(1)をご参照下さい。

神原周先生がご執筆中であった「ぼけず、転ばす、風邪ひかず」のその後の結末です。

 

同年(1992年)秋にラバーダイジェスト社から出版されました。但し、本のタイトルが

「新しい発想のために」へと変更されました。当時、先生からお聞きした説明では「編集者が

『ぼけず、転ばず、風邪ひかず』では本が売れないからと云って変えさせられた.」とのこと

でした。

 

私は「そうかなぁ・・・、原案の方がよかったのでは・・・」と思ったことでした。

 

この本は東工大図書館に蔵書されています。あらためてパラパラとチェックしてみました。

本のタイトルは変更されたけれど、「ぼけず、転ばず、風邪ひかず」は中の第1章の見出しに

なっています。P.11にコーカサスのヨーグルトが述べられています。お弟子さんのお土産

とは明記されずに、「コーカサスの長寿村から持ってきたものを牛乳で増殖して、毎朝食に食

べている.食べ方は新鮮なお新香を刻んだもの、シラス干し、レモン汁を加えた神原家特製サ

ラダである.この効能で、腸の具合もよく、頗る快調である.」と述べられています。

 

                                (おわり)

余聞録:

 本題と関係ない話題ですが、自動麻雀卓に2組の牌を備えるのは神原先生が特許取得されて

いるとご本人から聞きました。自動洗牌して積み上げる一連のプロセスで一番難しかったの

は「全ての牌を裏返す」ために裏表を検出する方法。磁気式か、光学式か、簡単な仕組みで

スピーディにやる方法に苦慮されていた時に、ハッと閃いた発想が2組の牌を備えること。

1組の牌を使ってプレーしている間に、もう1組をゆっくりと洗牌して積み上げ準備すれば

よいと気付かれたそうです。