定期演奏会   09−15−08      川端成彬

 

昨日定期演奏会がありました。プログラムはグリンカのルスランとルドミュラ序曲,ハ

チャトリアンの仮面舞踏会,ラフマニノフの交響曲2番でした。お客様が拍手されるご様

子から,どの演奏も気に入られたことがよく分かりましたが,圧巻はアンコールで演奏し

たラフマニノフのヴォカリーズでした。やるせない気持ちになる名曲で何度も演奏してい

ますが,今回は格別でした。演奏が終わった後,20秒ほど静寂が続き,パラパラと拍手

が起きて次第に盛大になりました。静寂が起きたのはお客様が感動されたことを示します。

逆の場合は演奏の終了を待ち構えていたように拍手が起きます。静寂がこんなに長かった

のはオペラ「蝶々夫人」以来のことです。指揮者はグルジア人のバブアゼさんで,この曲

を指揮した時は,ロシアとの紛争を嘆き悲しむ気持ちを全身で表現され,演奏している間

に涙がこみ上げてきました。お客様にも伝わったようです。忘れられない演奏会でした。

 

追記:あるお客様から届いたメール(ゴギさんは指揮者の愛称)
 実はラフマニノフのシンフォニー2番は私の大好きな曲なのですが,どういうわけか今

まで聴いた生演奏では,プロオケの「お仕事」的な演奏や,アマオケの巨匠テンポ過ぎる

演奏でグッタリしたことが多かったので,シティフィルさんはどうなんだろう?と期待と

ドキドキ感を胸に開演を待っていました。前半の曲目はワクワクと楽しく聴かせていただ

きました。そして,待ち構えていた後半,技術的な面でももちろんスゴイ!やっぱりシテ

ィフィルさん上手だなあ〜と思ったのですが,今まで聴いたどの演奏よりも感動的で胸が

締め付けられるようなラフマニノフでした。演奏で音楽って変わる,とはよく言われます

が,本当にそうですよね。きっとゴギさんとオケの皆さんの心が込められているので,胸

に響いてきたのですね。また,ゴギさんの「音楽に国境無し」という言葉やスピーチが心

に染みて,改めて平和を願う気持ちが湧いてくると,ヴォカリーズの時は感極まって何だ

か涙がボロボロでした。ああ,今でも思い出すとウルっときそうです。。。素晴らしい演奏

に出会うことができて,幸せでした。本当に有難うございました。

 

関西シティフィルハーモニー交響楽団第46回定期演奏会 2008914日(日)

ザ・シンフォニーホール ギオルギ・バブアゼ指揮