新聞記事のかすれについて

中村省一郎            6-2-2008

 

新聞切抜きの掲載ではかすれの問題が起こり、質が悪いとの指摘を受けました。この問題を解決すべく努力をしていますが、最近次のようなことが判明しました。

 

原因

新聞切抜きはまずスキャナーにかけて、jpg formatの絵にします。その段階で見ますとどれも完璧で、かすれはありません。しかしそれを掲載し、ブラウザーで見るとかすれが生じるのです。なぜか?

 

干渉効果が原因とわかりました。周波数の少し異なる二つの波動を重ね合わせると、干渉のため周波数の長い波動が生成されることはよく知られています。その一例は映画の中で自動車の車輪が逆向きに回っているように見えることがあるのは、映画のこまの周波数と、車輪にある放射状の構造物が動く周波数が干渉するためです(Modulation)。ここでほんのすこしどちらかの周波数を変えると、干渉で出来る周波数は大幅に変わり、急に車輪の回転方向が変わったように見えることがよくあります。同じようなことは、ピッチの似た二個の格子を重ねてすかしたときにもおこります。

 

スキャンした切抜きは計算機の中では一種の格子で、画像は異なった大きさ、あるいは濃度、の白黒の点で成り立っています。一方スクリーンも一種の格子です。したがって両者の干渉の結果、大きな部分が見えなくなったり、またその大きさも、格子の目の粗さで大きく異なります。ですから、かすれが発生したときは、どちらかのピッチをかえれば、かすれの位置や大きさが変わるはずです。ではどうすればピッチがかえられるか? 一つは、スキャンのときのdpi(ドット-パー-インチ、あるいはドット密度)を変える。しかしこれでは、見る人のスクリーンのピッチはそれぞれ異なるので、ある人にはよくなっても、別に人には悪くなり解決にはならないでしょう。二つ目は、見る人のほうで切抜きが画面に現れたときにその大きさを変えてみていただくことです。これはスクリーンのピッチを変えたのと同じ効果があります。ではどうすれば?

 

解決法

切り抜きが画面に出たら、ブラウザー(ウインドウ)の右下を見ると画面の倍率が%で示されています。おそらく100%になっているでしょう。その%の数字を75%とか125%に変えてみてください。私の観察では、100%のときにかなりかすれが見えましたが、75%か125%に変えると、かすれがまったくなくなりました。

 

試してみてください。