2008.1.29

西村 三千男 記

 

中村さんの「米国大統領予備選挙戦の報告」を読んで

 

 

中村さんの「米国大統領選挙予備選挙の報告」を興味深く読みました。現地オハイオ

州からの生々しいお便りで、日本のメディアの報道とはひと味もふた味も違うのです。

 

予備選挙の状況は日本のメディアも毎日のように報道してはいます。ところが、どの

メディアもほぼ同じような内容の報道をウンザリするくらい繰り返して流すのです。新

聞社も、TV局も各社それぞれに特派員を駐在させているし、外信部も持っている筈で

すが、流すニュースには独自性がなくアメリカ東部にある大手通信社の配信するソース

に頼っているようです。記者が外国語バリアーから生の情報をキャッチ出来ないのか、

記者もデスクも自社の生の取材から記事を書く自信が無いのか、何でだろう。

 

過去、2000年と2004年の大統領選挙の時に、どちらも接戦ではありましたが

日本の大手のメディアは選挙結果の予想を誤りました。アメリカ東部の大手通信社が間

違えたからだ、と後で知りました。テレビ東京の「日高義樹のワシントンレポート」と

いう番組で、元国務長官キッシンジャー氏が毎年末に翌年を予測するのですが、彼の予

想(12月に翌年11月の選挙結果を予想)は過去2回とも的中しました。彼は「東部

の大新聞は共和党嫌いで、民主党寄りの記事を書くが、共和党好きの中西部の農民票も

選挙結果に大きく影響するのだ」と解説していた。

 

(おわり)