フランスの高速道路

 

ベジエからニースまでの距離は約450Km、高速道路で約4時間かかる。すべて有料道路であるが、舗装がよく、最初てこずったBMWも早いスピードで走るには申し分ない車で高速を感じさせない。手動の5段切替までは以前に経験したが、今度は6段切替えであった。高速では6段目にしておくとエンジンが非常に静かで馬力も申し分ない。ちょっと早すぎるかなと思い速度計をみると時速165Kmをこえていて、アメリカ式に言うと時速100マイル以上、アメリカで走っているオートマチックの車でここまでスピードを出すと、おそらくエンジンの音が非常にやかましく振動もでて走り心地がよくないであろう。だからBMWでここまで速度を上げてもあまり感じないのは、6段目のオーバードライブとタイヤも含めて非常に調整がよくしてあるためであると思えた。

 

アメリカでこんなスピードで走ることは絶対に許されない。なぜなら、時速制限が厳しく、もしつかまればひどい罰金を払わされ、危険運転者のレッテルをはられ、自動車保険料がぐっと高くなる。

 

どうしてこんなにアメリカとヨーロッパで異なるのだろうか。答えらしいものを書いてみた。(1)ヨーロッパの高速道路では路肩に車をとめられる幅がない。だから検挙しても、取調べの間、車を車線のうえに停止しなければならず、非常に危険である。だからスピードの取締りをしない。(2)ヨーロッパの高速道路では通行料金が非常に高いのに対し、アメリカではほとんどの道路で無料である。だから、アメリカの地方行政はスピーど違反の罰金を取り立てて行政収入の一部にする。(3)運転者のマナーはヨーロッパでは非常によいのに対して、アメリカでは中側と外側の車線の使い分けを知らぬ運転者が多い。追い越しもしないのに中側の車線をのろのろ走る馬鹿が多いのである。それらの間を縫って超高速で走り抜けるのは危険であるから、超高速で走ろうとする者を厳しく取締る。(ただし、すべて憶測である)

 

フランスでは料金所がやたらと多く多額を支払わされる。何度も料金所でたんまり通行料をもぎ取られているうちに、マルセイユの北を迂回していた。このあたりにアルル(Arles)という地名があった。ビゼー作曲アルルの女という曲がある。たしかドーテの話にちなんで作られた曲であったとおもうが、話を読んだことがなかったことに気がついた。ただ、だだっ広いところで、周りは民家も見えず畑ばかりのところがおおかったが、道端に赤いケシの花がたくさん咲いていたところが、フランスらしかった。