2009.4.22

西村 三千男 記

 

連載「ドイツ化学史の旅・パート2のこぼれ話」

 

第24回 新年度のTVドイツ語〜(ベルリン再発見)

 

2007年の「ドイツ化学史の旅・パート2」の締めくくりはベルリン訪問であった。

ベルリン市に詳しい木下さんが、観光ガイド用の資料を事前に編集してくれて、効率的に

主要スポットを巡り、数々の思い出を積んだ。

 

家内のために、毎週TVドイツ語のDVD録画を請け負っているのだが、その今月分に

懐かしい「ベルリンの壁」や「チェックポイント・チャーリー」の映像が登場してきた。

新年度のテーマは「LIZA と一緒にベルリン再発見」。LIZA は数年前からTVドイツ語に

出演している美少女。父がドイツ人、母が日本人のハーフで、本業はファッションモデル

である。ベルリンの壁が壊された年(1989年)の生まれだと自己紹介しているから、

芳紀まさに20才である。美少女は今や美人モデルへと成長して、TV画面からフェロモ

ンを振りまいている。ドイツに住んだことはないというが、日本のドイツ学園に通って、

バイリンガルとして流暢にドイツ語/日本語を話す。

 

テキストの教材はベルリンで現地撮影している。そのレポーターは LIZA ではなく、東

ベルリン育ちの別の女性(Juliane McCarty)が担当している。11才になるまで「壁」の

東側で育ったことで、彼女は「東側からの視点」や「東の人々の屈折した心」を共有して

いる。今も人々に残る「意識の中の壁」を語ることも出来る。

外国人には容易に踏み込めない領域である。

 

                               (以下次回)