西村さん
連絡有難うございました。記事見ました。
それにしても、この記事から中村さんと私を思い出してくださり、
ありがとうございます。
昔のことなのに、よく覚えていますね。
この人工心臓は拍動流ではなく、定常流ですかネエ。
 
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  武山高之

 

 

 

 

武山さん

 

西村さんの記憶力には驚かせれます。

 

人工心臓をつけると脈拍はなくなるかについて、答えを書いておきます。

 

人間の心臓は二個のポンプ(左心、右心と呼びましょう)が一箇所に納まっていて、同時に脈を打って働いています。右心は体から集まってきた血液を肺へ送り込むためのポンプで、左心は肺からもどってきた血液を体全体に送りだすためのポンプです。ところで、ほとんど(約90%)の心臓欠陥は左心で起こります。その理由は右心は肺に血液を送るので、その負担は左心に比べて低く、一方左心は体全体に血液を送るために何倍もの仕事量があり故障が起こりやすいのです。

 

人工心臓には二種類あり、脈動型と回転ポンプ型です。脈動型はエネルギー効率が悪く重量も大きいので、体の外部において、管で患者と繋がなければなりません。回転ポンプ型は直径長さとも約4cm以内に収まり、体に埋め込むことが可能です。ただし電源は外部から電線でつなぎます。

 

さて、左心右心とも人工心臓に置き換えることは可能ですが、2個の回転ポンプを体(肺の直下)に埋め込むことは今のところ不可能です。2つ理由があり、第一は場所が足りない。第二は、ポンプ一個あたり電動モーターから約7~12Wの発熱があるので、二個入れると14~24Wの熱源を体に埋め込まなければならないので、熱が放散できない。

 

結果として、現在の技術では、左心か右心のどちらかを回転型の人工心臓に置き換え、一方は従来のまま働かせるのです。そのために、左心を人工心臓に置き換えたとしても、ごく弱い脈拍はのこります。

 

中村