自家製ビールのブーム

 

インターネットで調べると、日本で自家製ビールを作っている人が非常に多いことが分かる。また自家製ビール愛好会とか自家製ビール試飲会などもけっこう盛んである。

 

一方、政府の法律はどうなっているかといえば、アルコール発酵は1%以下のアルコールは免許なしにつくることが許可されている。だから、ビールの醸造は1%以下のビールは全く自由に作ってよいので、ビール醸造のための材料や器具は日本国内で自由にしかも豊富に販売されている。

 

作るほうも心得ていて、自分で作るビールはアルコール分が1%以下のつもりであるが、アルコール度は正確に測れるわけではなく、実際になん%になったかは不明である、という言い訳を考えているようである。日本でビールを造って検挙されたという話は聞いたことがない。

 

ビールのアルコール度は4%から6%である。1%のビールも楽しめないことはないだろうが、自家製のビールを市販のビールや外国製のビールと比べて味を云々するとき1%では話にならないから、実際には4~6%のビールを作っているはずである。

 

ではアメリカではどうなっているかといえば、1978年ころまでは、個人でアルコール発酵を行うことは違法であったが、それまでの50年間に検挙された例は皆無であった。だからビールやぶどう酒を造る人は大勢居て、筆者もそのような人から最初習ったのである。それが、確か1978年に改正され、自家消費のためのアルコール発酵は年間50ガロン(180L)まで法律に触れないことになった。

 

中村省一郎 9-22-09