2009.4.22

 

西村 三千男 記

再編「ポコポコ・イタリアーノ」

 

第18話 新年度のTVイタリア語〜「シモネッタ登場」

 

 新年度のTVイタリア語講座テキストに田丸公美子氏の連載エッセー「シモネッタのイ

タリア語通訳事始」が始まった。田丸女史のことは当HP2007年号に著書「シモネッ

タのデカメロン」(2005年、文藝春秋社刊)とともに紹介した。

再編「ポコポコ・イタリアーノ」第7話 シモネッタのデカメロン

イタリア語翻訳から旅行ガイド、逐語通訳、同時通訳と何でもこなす実力派のイタリア語

通訳である。「シモネッタ」は「下ネタ話」の得意な著者に、悪友であった故米原万里氏

がつけたニックネームである。前著はイタリア版の下ネタ話オンパレードであった。

 

 今年の年初に彼女の新著「シモネッタのドラゴン姥桜」(2009年、文藝春秋社刊)

が刊行された。毎日新聞は夕刊の「本の現場」(2009年1月23日)で1ページ全段

抜きで、東大赤門前に立つ著者の大写しの写真を添えて紹介した。一人息子のユウタくん

が、イタリア語通訳として超多忙な母親の放任教育の結果、東大法学部へ合格し、在学中

に司法試験にも合格、今や新進気鋭の弁護士となっているというサクセスストーリーであ

る。書名は人気漫画「ドラゴン桜」をもじったものというが私にはその辺の知識がない。

早速、書店で手に取ってみたが、読んでみようかという食欲が湧かなかった。インターネ

ットの書評では「単なる親バカ〜自慢話」と散々である。

 

TVテキストの連載エッセーは、通訳として初々しかった頃の失敗話などが臨場感溢れ

る筆致で綴られていて読み応えがある。今のところ「下ネタ」とは無縁である。

 

(以下次回)