カラマリとコウイカ

 

カラマリ(calamari)といえばイタリア語で、イカの輪切りにしパン粉をつけてフライにした料理の名前として知られていている。中が空洞でタイヤを思い出させる形であり、カラマリという言葉は日本人には覚えやすい。calamariはcalamaroの複数形で、もとはイカを意味している。calamaroはフランスにゆくとcalmarにかわり、英語ではcalmaryとなる。

 

イカフライ

 

こんなことを書き出したのも、実は来週の初めから地中海沿岸の自動車旅行に出かけるからで、行く先々の道順はもちろん、宿泊する町の宿、繁華街、レストラン、見学する場所の地図と概略内容を覚えておかなくてはならないからである。本屋で買い求めた旅行案内書でカンヌのレストランのことを読んでいたら、5つのレストランが紹介してあったが、みな魚料理の専門店である。インターネットのウェブサイトの住所が書いてあって、さっそくコンピューターで拝見することにした。店の内部の写真とメニューが前もって見ておけるのは有難いが、ほとんどはフランス語なのでぼんやりとしか分からない。一軒だけ英語のもあって助かる思いで開いたが、かなりの単語はフランス語で、いいかげんな英語である。これではレストランでいきなり見せられたら、半分わからないまま注文をしなければならないことになる。

 

ともかく、そのメニューには約60個ほどの料理の名前が書いてあるが、イカの料理が3分の1を占めており、そのイカもcalmarとcuttlefishが使いわけてある。ではその違いは? 答えを得るまで小一時間はかかってしまった。cuttlefishはイカのなかでもコウイカを意味している。そして、calmarとは甲のないイカ。コウイカを輪切りにしてもひだがついているのでタイヤのようには回転しないのである。

 

Cuttlefish interacting at Georgia Aquarium.cuttlefish

 

刺身用コウイカ。1kg20000円とか。