メタセコイア

中村省一郎  10-30-2009

 

先日の日本韓国旅行で、二度もメタセコイアとかかわることになった。一つ目は高校の同窓会で知ったことだが、高校卒業の年、卒業生の一人が高校の玄関の近くにメタセコイアを植えたというのである。詳しいことはまだ分からない。二つ目は、韓国で映画「冬のソナタ」のロケーションが行われたチュンチョンを訪れる機会にめぐまれた。そして、映画にでてくるメタセコイアの並木道を通り、写真もとってきた。そこでメタセコイアについてすこし勉強することになった。

 

メタセコイア(化石)

... メタセコイアは、昭和16(1941)年に大阪市立大学教授の三木茂博士によって学名登録されました。 「メタ」とは「少し変った」という意味で、メタセコイア ... 三木博士は、日本各地の新生代の地層から多産するセコイアの仲間の化石の中から「少し変った」性質をもつものを新属として分類し、メタセコイアと命名しました。 ...

 

太平洋戦争が始まったのは1941年12月であったからメタセコイアの学名登録が行われたのは、太平洋戦争が始まる直前であった訳だ。同じ年に中国では日本政府に追い詰められゼェシュワンにおいた中国政府の仮本部の近くで、尋常でない木が中国の中央大学のT. Kan教授によって発見されていた。1946年H. Hu博士により三木教授が登録したメタセコイアであることが確認された。彼はハーバード大学を含む世界中の大学や植物関係の機関にこのことを知らせ、研究資金を要請し、また種を送った。中国共産党政府が中国の政権を取った直前であった。

 

メタセコイアは7千万年前、ダイナソーが生きていた時代に生えていた木で、中国の東海岸側、日本、シベリア東海岸側、アメリカの中央などに生えていた(参考リンク)。アメリカの中央部から東海岸までは生えていなかったのは、当時はミシシッピ川以東はまだ海の中だったからであろう。

 

冬のソナタに出てくるメタセコイア並木

  

 

メタセコイアは落葉樹。冬のソナタに出てくるメタセコイア並木は、チュンチャンという小都市からほど遠くないところにある湖(ダム)の中に、渡り船で行くのだが、ナミソム島という島があり、その中にある。映画の中にはよく似た並木道が何度も出てくる。一つは上下の写真のメタセコイア並木であるが、たいていの場面は普通の杉の並木道である。

 

 

 

 

マキノスキー場近くのメタセコイア並木そこの冬景色)は冬のソナタ以来一躍有名になったという。

メタセコイア並木

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メタセコイアの盆栽、葉、松かさ

Metasequoia glyptostroboides    

 

 

次の写真は説明がないのでよくは分からないが、おそらく種であろう。

Photo of Metasequoia glyptostroboides Hu & W.C. Cheng

カリフオニア大学の植物園を始めアメリカでも何箇所かにメタセコイアが植えられているらしいが今まで知らなかった。ついでながら、カリフオニアには本物のセコイアの森がいくつかあり、杉の木の種類が多い。ヒッチコックの映画「めまい」(ジミースチュワートとキムノバーク主演)にもセコイア国立公園の場面がある。

 

 

 

参考資料

豊橋総合動植物公園メタセコイアの紅葉

メタセコイアの歴史

メタセコイアに関するwikipedia記事