2001220

西 村 三千男 記

北海道の搾乳ロボット

 

中村さんのユーモラスな最新稿「牛乳絞りのロボット」を楽しく読みました。そして

約10年前の北海道の酪農家視察で見聞したことを思い出している。

 

1999年10月、或る特命事項を調査する目的を持って、十勝帯広地方で優良経営

と賞賛されている酪農家2軒を往訪調査したことがあった。特命事項のことは此処では

さておいて、その際に往訪先で中村さんの紹介された「牛乳搾りのロボット」の見学を

し、説明を受けたのである。詳細を記憶している訳ではないが、ストーリーは中村さん

の記述とほぼ同じであった。少しトレーニングすると、乳房が張ってきて、早く搾って

欲しい雌牛が、搾乳ロボットの順番待ちに自発的に並ぶ・・・と言う説明に、酪農に知

識の無かった私はとても新鮮に驚いた。

 

 日本の酪農は欧米(オランダ、デンマーク、アメリカなど)に較べて、経営が苦しい

と云われている。中でも、北海道の牛乳生産農家は、那須高原など本土の酪農家と較べ

て原乳価格に格差があって一層苦しい。対応策は省力化して、飼育頭数を増やす以外に

無いとして、全国に先駆けて搾乳ロボットを導入した・・・と言う説明であった。ロボ

ットが国産か、北欧からの輸入かは話題にならなかった。

 

                                (以上)