牛乳搾りのロボット          中村省一郎 12-17-2009

 

最近次のような記事がコロンバスの新聞に報道されていた。コロンバス近郊のある牧場の話である。牛乳搾りは重労働で人件費が高いので、25万ドルかけて牛乳搾りのロボットを導入した。機械はスウェーデンの会社の開発した製品で、すでに8000台が世界各地で使われている。

 

牝牛が所定の場所に来ると、センサーが乳首の位置をみつけてロボットが近ずき、スプレーをしてから小さなブラシでこすり洗浄する。それから、牛乳受けのコップが吸いついて搾乳を行う。終わると機械が自動的にはずされて、牝牛は前方に歩きその建物の外へ出る。逆方向へは行けないように仕掛けてある。

 

この順序と操作を牝牛に教えるには1週間がかかるが、いったん要領をのみこむと牛は好んで自分でここへ来るようになり、列に並んで順番を待つようになる。それに、一日何度も来るので、一日2回しかやらなかった手作業のときより収率がよくなった。 

 

しかし50頭に1頭くらいはどうしても嫌がってそこへ来ない牝牛がいる。世話係がその言い分を聞いてみると「わたしゃー年寄りの牝牛だからこんな機械に乳を搾られたくないよ」とつぶやいていたとか。

 

記事はそこまでであったが、ちょっと気になったことは、ロボットの危険性についてである。たとえば、もし胸の大きい女がその機械のそばで(何らかの理由で)着替えをするようなことがあったとすれば、ブラを外すや鋭敏なセンサーがめざとくみつけて、ロボットが近ずき胸に吸い付いてしまう可能性はないのだろうか。