蜜柑類の親類、オーセイジ(osage orange)とボケ

 

このテーマには昨日まで全然 関心がなかったのだが、思わぬ偶然から首を突っ込むことになった。ヒッコリー林を見に行く機会があって写真を撮っていたら、ソフトボールくらいの大きさの木の実をみつけた。この場所は、ゴルフに詳しい人ならご存知のメモリアルトーナメントの行われるコロンバスのゴルフコースのすぐ脇である。通りがかりの人に尋ねて、これがosage orangeという植物であることを知った。実は以前にもほかの場所を車で通りがかったとき、木の下にいくつも落ちていたのをみたことがあって何だろうとは思いながらも、調べたことはなかった。

 

このosage orangeという名前を手がかりに調べてゆくと、これは柑橘類の親類であることがわかった。この果実を包丁で半分に切ってみると、中身は蜜柑とは全く異なるが、匂いにはかすかに柑橘類の皮を思わせる香りがないでもない。しかし蜜柑との親類関係は枝に針のあることである。アメリカではこの植物は、鉄条網の発明される以前、動物の侵入を防ぐため、農園の柵として植樹するのに使われた歴史があるという。これで、なぞが一つ解けた。

 

 

 

蜜柑類の親類として疑えないのはボケ(Japanese Quince)である。我が家にも小さなボケの木があり、春に美しい花を咲かせ、夏ころ一つか二つ青いレモンのような実がなる。わってみると、ひどくくさい匂いなのだが、オレンジの親類に間違いない匂いである。さらに、この木の枝には刺があって、蜜柑の親類であることを疑わないが、そう書いてある資料はいまのところ見つかっていない。

 ぼけのみ