4.太陽系の惑星

 

IAU(国際宇宙連盟)によれば太陽系の衛星は、太陽に近いほうから順に、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8個が衛星と認められていて、冥王星およびその外側にある天体は小衛星と呼ばれている。

 

 

 

この分類には異論もあるので、ここではすべてぶて衛星と呼ぼう。これらの衛星は3つのグループ、Terrestrial, Jovians, Icy Planetsの3つのグループにわけられる。水星、金星、地球、火星はTerrestrial、木星、土星、天王星、海王星はJoviansIcy Planetsは冥王星とその外側にある小衛星を含む。

 

太陽の周りを回る天体はほかにも、アステロイド、クイパー、彗星がある。アステロイドは火星と木星の間に軌道を持つ、帯状に分布する細かい天体の群れで、小惑星であるセレスもその一員である。クイパーは海王星の外を回る多数の天体で冥王星のほかハウメア、マケマケを含むが質量はアステロイドの数百倍におよぶ。

 

Terrestrialに属する4この衛星に共通することは、太陽に近く、平均比重が4~5と高い。内部は珪素、鉄、ニッケルが主である。

 

Joviansに属する木星、土星、天王星、海王星は平均比重が0.7~1.7と低く、内部は水素とヘリュームが主。中心部は(小さな半径の)地球と似た物資の部分があり、その外部には金属水素の層があると推測されている。また体積と重量がTerrestrialよりもはるかに大きい。大気も水素とヘリュームからなっている。このように水素とヘリュームを保持できるのは、重力が大きいためである。これらの4個の衛星はgas giantとも呼ばれる。金属水素というのは、水素が超高圧では電導性を持ち、金属の性質を持つことをいう。

 

Icy Planetsの内部成分は氷(メタン、アンモニア、水)と珪素。

 

衛星の太陽の周りを回る軌道は、楕円形ではあるが、円に非常に近い。また水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星の軌道は地球の軌道が作る平面(エクリプテクと呼ぶ)とほぼ正確に一致している。冥王星の軌道面はおおきくずれている。(このことは冥王星が継子扱いされるひとつの理由である)。回転の方向は太陽の自転の方向と一致し、太陽の北極上から見ると、反時計回り。自転の回転方向も、金星以外は、半時計まわりであるが、金星だけは時計回り。彗星の軌道は極端な楕円形で、軌道の方向性はまちまちである。

 

惑星の条件の一つとされるのは、それ自身核融合による熱発生をしないことである。木星や土星のごとくHに富んだ成分は、核融合の燃料のようなものであるが、Hのみの場合水星の75倍、重水素だと水星の13倍の質量ががないと核融合がおこらない。(このことは太陽系外の天体を考えるときに役立つ)。木星や土星は惑星としての資格に合格している。

 

ハブルスコープが出来るまで、太陽系以外では惑星はないと考えられていた。しかし、1995年に銀河系の星の惑星が発見されて以来、現在までに約170個の惑星が発見されている。

 

(衛星は次回)