北米の大雪と地球温暖化

 

北米東部の今年の冬の天気は雪が多く、とくに2月に入ってからは2度も大雪が降り、今週などワシントンDCでは4日続けて連邦政府の役所全部が閉鎖してしまった。空のダイヤもひどく、飛行場閉鎖の所が多い。

 

2月に入ってからの天候には同じパターンの天気図が今日までに2度繰り返され、2度目がようやく終わりに近づいたと思ったら、もはや3度目が起ころうとしている。その天気図とは、太平洋の赤道近くで発生した蒸気を多く含む空気がメキシコを斜めに横切り、メキシコ湾の西海岸にさしかかったところでテキサスに上陸し、それが北北西に進み、カンサス、イリノイに進む。この間、西から東に進む冷たい空気に冷やされ雪になる。このパターンが東に移行してテネシー、オハイオ、ミシガンに雪を降らせながら、東へさらに移行し、東海岸一帯に大雪をふらせる。オハイオを北に通り過ぎた雲は反時計回りに回転してもう一度オハイオに入ってくる。同じパターンの空気の動きが夏に起こると多数の竜巻を起こす。

 

おかげで東部の州では倒木のために電線が切れ、広範囲に停電しているところが多い。このような停電は長期間回復しないので悲惨である。アメリカの家の多くは暖房の燃料はガスでも電気がないとガス暖房機が動かなくなるのである。幸いオハイオでは、この10日間の積雪量は50cmであり少なくはいないが、東部の各地に比べればはるかにましで、停電もほとんどない。

 

このように雪がおおく降るのは太平洋のエルニーニョが強くなっているためといわれ、そして地球温暖化が根本的な原因であると説明される。

 

地球温暖化と聞くと二酸化炭素の増加に心を痛めるのだが、今日の新聞にこんな記事がでていた。それは、地球温暖化と同じことが火星、木星、海王星、などの惑星はもとより、それらの衛星でもこの10年間に起こっていて、過去4~5年間に特に顕著である。どの場合も2~3C上昇が見られ、北極南極の氷の直径の減少が観測されている。地球以外では、2酸化炭素の人工的な原因による増加の影響ではないことはあきらかで、その根本的な原因は太陽からの輻射熱の強度が増しているためであるという。

 

中村省一郎  2-11-2010