ババリアの白ソーセージ

 

武山高之(2010.7.12記)

 

西村さんと中村さんの間で、白ソーセージが話題1,2,3,4,5 になっています。私も一言。

今回の「ドイツ化学史の旅」最後の日、611日にミュンヘン郊外のYさん宅で、白ソーセージをご馳走になりました。その時のことを少しばかり。

 

Yさん宅は、ミュンヘンからSバーンで南東に40分ほどのAyling駅から、車で15分ほどのFeldkirchenです。回りは畑と牧草地に囲まれた小さな住宅地にあります。ミュンヘンよりはローゼンハイムに近い田園地帯です。ご主人のボルさんは、もとHauptshuleの科学の先生。奥さんの梢さんは日本人。

 

 朝9時半頃、Aylingの無人駅で待っていると、ご夫妻が車で迎えに来てくれました。途中の小さな田舎町で、肉屋さんとパン屋さんに寄りました。肉屋さんでは、朝に作った白ソーセージを買いました。この肉屋さんでは白ソーセージは朝しか作らないそうです。肉屋さんもパン屋さんのように、朝は多忙だとのこと。以前は、日本では豆腐屋さんが朝忙しかったですね。

 

 梢は早速、早めの昼食を準備してくれました。メインは茹でた白ソーセージです。「朝作りの白ソーセージを11時半ごろまでには食べなければならない」というルールを守っていました。

 ボルさんはナイフとフォークで上手に薄い皮を剥がして、満足そうに食べていました。私も真似をしましたが、薄い皮を剥がすのには、ちょっとコツが要りました。食べ方は不器用でも、味は上々。

 

梢さんのお話では、最近観光地では「朝作って、正午までに食べる」というルールは守られていないそうです。

朝だけでなく随時作るのか、保存条件が改善されたのか、味をうるさく言わないのか、何れでしょうか?

夕方、ホーフブロイハウスで食べて人もいましたね。

 

朝作りの白ソーセージを正午までに食べるというルールを頑なに守っているババリア地方のご家庭で過ごした思い出の一日でした。

 

ちなみに、ボルさんはミュンヘン大学出身ですが、ミュンヘンよりも田舎暮らしの方がお好きなようです。梢さんは文子の文章を書く会のお仲間。私は今年の3月に名古屋でご夫妻と1回だけお会いしました。