200.26

西 村 三千男 記

連載「余談・ドイツ化学史の旅」

 

第5回 デジカメの性能向上は顕著にして・・・(続編)

 

前回述べたようにミュンヘンで家内のデジカメを買い換えた。これは家内にとって3台目の

コンパクトデジカメである。図らずも、ドイツ化学史の旅の度毎に家内のデジカメが世代交代

して行ったことになる。アイソマーズ通信2007年号「・・・旅・パート2のこぼれ話」の

第5回に今回と同じ見出しの拙文を掲載している。今回はその続編である。

 

3世代の進歩を示す主要な仕様を対比して下表に示す。

 

           西村成子のコンパクトデジカメ世代交代

 

ドイツ化学史の旅

催行年月

パート1

2005年6月

パート2

2007年9月

パート3

2010年6月

機種

ソニー

Cyber Shot DSC-P5

リコー

Caplio R4

キャノン

IXUS 130 (IXY 400F)

購入年月

2001年10月

2006年6月

2010年6月

ミュンヘンにて

画素数

320万

620万

1410万

光学ズーム

3倍

7.1倍

4倍

液晶モニター

1.5

2.5

2.7

外形寸法

112.5x53.8x36.2

95.0x53.0x26.0

92.2x56.1x17.8

本体の重さ

(付属品とも)

185g

214

135g

165g

114g

133g

メモリー

標準的サイズ

メモリースティック

128M

SDメモリーカード

512M→1G

SDメモリーカード

4G

 

 

画素数

5年で倍増の勢いである。今から10余年前、デジカメブームが立ち上がる頃に、富士フィ

ルム(株)の南足柄研究所で講演見学会に参加したことがあった。講演のQ&Aでデジカメ

の進歩と銀塩写真の盛衰について次のように説明された。「デジカメの画素数は100万〜

200万である。銀塩写真を仮に同じ尺度で論ずるなら、デジカメの約1500万画素に相

当する。今のところ、そこまでの進歩は見込めない。従って、デジカメと銀塩写真は分野を

棲み分けて両方発展するであろう」と。その予言は外れた。銀塩写真のトップメーカーであ

り、デジカメでもリーディングポジションにある富士フィルム(株)の予測を超えて、今や

コンパクトデジカメでも1500万画素の時代。銀塩写真のシェアーを大きく浸食した。

 

カメラ本体

より小さく、より薄く、より軽くなっている。本体が小さくなるのに、液晶モニターは大判

化してゆく。

 

メモリー

旅・パート2のゲッティンゲンで携行したメモリー不足に気付いて、市役所前広場のデパー

トでメモリーを買い足した。取扱説明書推奨の512Mを探したが、売り場にある最小のも

のでも1Gであった。多めにみて写真1枚1Mとしても1000枚のキャパシティである。

大き過ぎると実感した。今回のカメラ購入の時は、販売店主から日本製の Panasonic 4G

自動的に勧められた。「4G ist viel zu gross」と云ってみたら「Nein, nicht zu gross

と取り合わなかった。帰国後、日本語取扱説明書を取り寄せたら、説明に例示されているの

は4Gと16Gであった。また、カメラは購入時の設定だと写真1枚の大きさが2〜3Mで

あった。

 

リチウムイオン電池

充電池の性能と信頼性は次第に向上し、2006年購入の第2世代の頃からは高位安定して

いる。前回のリコーは本体も充電池も中国製、今回のキャノンは日本製である。

 

(以下次回)