200.30

西 村 三千男 記

連載「余談・ドイツ化学史の旅」

 

第7回 ドラッグ取引???

 

旅の第2日目(6/8)、ボンのベートーベンハウス出口の道路上で男たちは朝からの諸

出費の精算に余念が無かった。紙幣や硬貨をやったり、とったり。

 

ポッペルスドルフ墓地へのタクシー代、ランチ代、ベートーベンハウスへのタクシー代、

ベートーベンハウス入館料等々、一つひとつは僅少であるが、こまめに精算しないと忘れて

しまいそうということ。

 

 女性陣から「道端でみっともない!!」と注意された。中村さんも「何だかドラッグ取引

の様だ」と呟かれた。「ご指摘ごもっとも」と反省して、それ以降は路上で精算するのを自

粛した。チョコチョコした出費を一枚の紙にメモしておいて、夕食の席などに座った際に精

算するように改めた。そして、HBハウスでの解団パーティ(6月11日)の支払いの際、

それまでの全部の精算を済ませた。

 

 前回までの旅・パート1とパート2では食事代、交通費、入館料、チップ等の面倒を全て

藤牧さんお一人に押しつけて、他のメンバーは精算の面倒から解放されていた。食事代等の

諸経費の引き当てとして、予め一人分5万円位をLTK旅行社の金井さんへデポジットして

置いた。旅先では共通の支払いは一切がっさい藤牧さんにお任せし、旅から帰国してから精

算する仕組みであった。不運なことに、その藤牧さんが今回は不参加であった。

 

(以下次回)