200.

西 村 三千男 記

連載「余談・ドイツ化学史の旅」

 

第11回 シュパーゲル、シュパーゲル、シュパーゲル

 

今回の旅ではシュパーゲルの店頭販売をあちこちで見かけた。街中の食材店、臨時の直

売所、駅の売店等々。変わったところでは、次回以降に紹介予定のフラウKの孫、Mくん

がアルバイトしていた農場でも直売していた。売価はまちまち2〜4ユーロ/500gr

であった。生鮮食料品だからその日その日の相場もあるだろう。特選品、A品、B品もあ

るのだろう。Mくんの母、メラニー(フラウKの娘)は息子のMくんから不揃いの格外品

を購入していた。旅の時期がドイツの「シュパーゲルツァイト」の最終盤であった。

「シュパーゲルツァイト」については2002年号掲載の連載拙稿

「我が追憶のハイデルベルク、そしてドイツ」 (3)シュパーゲルツァイト   を参照。

 

一方で、シュパーゲルを賞味する方は何と計6回も食べた。6月3日、デュッセルドル

フの第1夜、アルトシュタットのお馴染みのビアレストラン、シューマッハブロイでシュ

パーゲルの夕食。私は充分満足したが、家内が「味がイマイチかな?」と疑問を呈した。

実は、その翌々日(6/5)は中村さんご夫妻をこのお店へ案内する作戦であったので、

「イマイチでは困るね」となった。翌4日は、別のお店(と言っても、オースト通りにあ

る、同じ系列経営のシューマッハブロイ)で夕食し、シュパーゲルの味をチェックした。

似たようなレベルであると判断して、6月5日は中村さんご夫妻と、予定通りの馴染みの

アルトシュタット店で夕食となった。更に、翌6日(日)午後にオランダ人の友人が来訪

した。ホテルのレストランが休業していたので、またまたアルトシュタットのシューマッ

ハブロイでシュパーゲル夕食となってしまった。

 

 ケルンで結団した翌日(6/8)はホテル近くのビアレストランで5度目のシュパーゲ

ル夕食となった。シュパーゲルにオムレツの付け合わせという逸品もあった。折角の機会

に、シュパーゲル以外のドイツ料理も試してみたい・・・と大きなソーセージや豚肉の塊

をオーダーする女性メンバーもいた。料理もそれぞれ結構であったが、細身グラスのケル

ンの地ビールも大いに結構、勘定が安くてそれも結構であった。

 

 ミュンヘンHBハウスでの解団パーティでは、また全員にシュパーゲルがオーダーされ

て、今シーズンの(または今次旅行の)シュパーゲル食べ納めとなった。

 

(以下次回)