200.4修正

西 村 三千男 

連載「余談・ドイツ化学史の旅」

 

第26回 シュロス・フーゲンポート(Schlosshotel Hugenpoet)

 

 ドイツ化学史の旅・パート3の先付け旅行として中村さんがアーヘン旅行を計画されて

いることを聞いて、西村から「アーヘンとデュッセルドルフは時間距離で小1時間。デュ

ッセルドルフへも立ち寄りませんか?」と誘った。結局、中村さんご夫妻はアーヘン行き

を取り止め、デュッセルドルフ2泊3日の滞在に切り替えられた。中村さんから「その地

は初めてだが、単独でも動けるから無理にお気遣いなく」とメールが届いた。お誘いした

張本人としては、何か素敵なプランを提案したくなる。数多ある候補プランから下記2件

@ シューマッハブロイ(Schumaechbraue)でシュパーゲルの夕食

A シュロス・フーゲンポート(Schlosshotel Hugenpoet)でアフタヌーン・カフェ

を選んで、中村さんに Website URL をつけてメールでお知らせした。

結果は@は実現した(本連載の第11回参照)が、Aは具体化出来ず、次の機会へのキャ

リーオーバーとなった。その埋め合わせは、Bライン川短時間クルーズとC市内観光バス

ツアー半日コースであった。

 

シュロスホテル・フーゲンポート(Schlosshotel Hugenpoet)

ヨーロッパは各地に古城が散在し観光スポットとなっている。ドイツでは「古城街道」

と名付けた観光ルートさえもある。ここに挙げるシュロスホテル・フーゲンポートはそれ

らとは一味も二味も違う別格だ。デュッセルドルフとエッセンの中間に位置する五つ星ホ

テルであるが宿泊が目的ではない。中村さんご夫妻とここの素晴らしい庭園カフェでアフ

タヌーン・カフェを楽しもうという趣向であった。そのカフェは、言わば「取っておき」

の場所であるが、最後に行ったのが20年くらい前のことだから、データは古くて、最近

は様子が変わっているかも知れない。結局、時間の遣り繰りが出来なくて、見送りになっ

てしまった。

 

ベンラート城(Schloss Benrath)

城というよりも美しい風格の離宮である。ここもアフタヌーン・カフェに好適なスポッ

トである。デュッセルドルフの南の郊外(ケルンの方向)に在る。ケルンへ移動する途中

に立ち寄るのも一案であった。化学史の旅・パート3の結団日である6月7日、タクシー

にスーツケース等の荷物を積み、ケルンへ向かう途上、ベンラート城でタクシーを待たせ

てカフェタイムを楽しむ案であった。その相談はまとまらなくて、ケルンへは電車で移動

した。

 

シュネーレンブルク(Schnellenburug)

お城ではなく、ドイツ版オーベルジュ(Auberge)〜料理旅館である。40余年前の駐在員

時代に最高級のドイツ料理で接客する場所と心得ていた。評判芳しからざるドイツ料理を

希にご所望される会社幹部や取引先幹部を案内した経験が数回ある。ライン川の右岸の水

辺に建っていて、この連載の第22回のテーマとした「ノルドパルク」の西隣りである。

中村さんをここにご案内するプランは元々無かったが、ライン川遊覧船のコースの北限が

Schnellenburug の付近となった。船上で「中村さん、あれが Schnellenburug です」。

 

(以下次回)