200.

西 村 三千男 記

連載「余談・ドイツ化学史の旅」

 

第27回 レーダーホーゼ・タンツ(Lederhosen Tanz)

 

 旅のチームを解散した翌日(6月12日)、ミュンヘンのマリエン広場のイベント用

仮設ステージでは南チロル民族衣装の一団が音楽と歌と踊りを熱演していた。先ず、家

内が撮影した写真2枚をご覧に入れよう。

 

 

 

 

一枚目の写真は「レーダーホーゼ・タンツ(Lederhosen Tanz)」を、二枚目はステージ

の仮設位置をそれぞれ示している。

 

レーダーホーゼ(Lederhosen)とは肩紐の付いた皮革製半ズボンで南チロル地方ドイツ、

オーストリアの民族衣装である。またドイツの男の子の遊び着でもある。我が長男も子

供の頃、現地で毎日着用していた。レーダーホーゼ・タンツ(Lederhosen Tanz)はチロル

の民族舞踊である。男性の踊り手グループがレーダーホーゼを着用し、手で革ズボンを

激しく打ち鳴らしながら躍動するのである。

 

ずっと以前のことであるが、このレーダーホーゼ・タンツを別名でアルム・タンツと

教わっていた。私は長年にわたって誤解していた。アルム・タンツを「Arm Tanz」と

思い込んでいたのである。正しくは「Alm Tanz」であると、今回、本稿を書くにあた

って初めて知った。ドイツ語で「arm」は「貧しい」、「Alm」は「チロル地方の高原牧

場」を意味する。私は恥ずかしながら「R」と「L」を聴いて区別出来なかったのである。

 

(以下次回)