0.20

西 村 三千男 記

日本でもヒートアップするClimategate

今日、東工大図書館で雑誌「化学」最新号に渡辺正先生(東大教授、生産研副所長)

の時評「Climategate事件―地球温暖化説の捏造疑惑」(Vol.65,No.3/2010年3月

号/pp.34-39)を見つけた。

渡辺正先生は、アイソマーズ通信2003年号にも紹介したが、日本の地球温暖化懐

疑論の旗頭である。「Climategate事件」とは、昨秋英国でスクープされた「地球温暖

化説の捏造スキャンダル」。これをスクープしたジャーナリスト自身が、ニクソン大統

領の有名なウォーターゲート事件をもじって命名した造語である。驚いたことに、雑誌

発送日の翌日である今日(2月20日)の Website に既に厖大な分量の渡辺論文への

反論がアップされている。キーワード「livedoor 気候変動・先夜一話」で検索すると、

逐語的反論の3編(1)〜(3)がヒットする。筆者は「masuda ko」と自称している。

東大の学者達がIPCC 体制派と懐疑派の二派に分派して批判合戦の様相を呈している。

一部では名誉毀損の訴訟騒動もあるらしい。小宮山宏前総長、山本良一教授をはじめと

する体制派と渡辺先生を旗頭とする懐疑派である。

 懐疑論には「穏和な」から「過激な」まで様々ある。次回は「過激な懐疑論」の中味

にも触れてみよう。

(おわり)