地球温暖化

中村さん「地球温暖化に関する情報」(データ)に関するコメント

 

武山高之(2010.10.4記)

 

中村さん引用情報中のFIG.1について、日本史上のイベント対応させてみました。

 

1)縄文海進

中村さんのデータは現在より3000年前あたりまでの気象変動を示しています。その最初の部分に縄文時代の温暖化が現われています。この時代、地球の温暖化はこれ以前の数千年間も続いており、今から6000年ほど昔がピークだったようです。

千葉近辺では、貝塚遺蹟の分布が昔の海岸線を示しているようです。当時の東京湾は埼玉県の奥の方まで入っていたそうです。

 

2)現在から1000年ほど前の温暖期

 この温暖期は平安時代の中期に当たります。この時代の記述として、上総介菅原孝標女の書いた『更級日記』があります。

 作者は父親が任期を終えて、都に同行して帰りました。その時、東京湾の最奥部の市川あたりを通った時の記載があるそうです。

そこには、「海の中に屋敷の門柱が建っていた」と書かれているそうで、以前陸地だった所が水没していたことを窺わせる記載があるそうです。温暖化による海面上昇ではないかという考察があります。

 

3)17~18世紀の寒冷期

 この寒冷期は江戸中期に当たります。江戸時代はしばしば飢饉に襲われていました。

ときに東北地方では、冷害による飢饉が多発しております。

南部藩の詳細な記録がありますが、小氷河期の影響と関連付けた考察があります。