伊藤さん
昨日、資料を受け取りました。
改めて眺めてみると立派です。
つぎは西村さんと武山あたりで引き継がねばなりませんが、これ以上に立派な物は難
しいですね。
 
皆さん、
次のテーマについて、アドバイスをお願いします。
武山高之
 

 

 

 

 
伊藤さん 
 
資料を受け取りました。 
キチンとまとめて下さって、続報の計画に役立ちそうです。 
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西村三千男 
 

 

 

 

 
皆さん 

伊藤さんの学会発表及び引き続いて更に整理された資料を 
送って頂き、ありがとうござました。 

次いで武山さん、西村さんの学会発表パート2,3も 
楽しみにしています。 

私はパート4~5として、Liebigs Resur-rection(リービッヒの復活) 
ようなテーマで何かお話が出来ないかと考えているのですが、どなたか 
興味ありませんか。 

今ぼんやり考えている事は次のようなものですが、期待していた 
資料がドイツの友人の協力にもかかわらず、見つかっていません。 

1.マルクスの労働価値説以来経済学は多くの優れた理論を経て 
  今や「市場」の神の手が支配していると言われています。  

2.この経済学の発展のなかで、「自然」の価値観が忘れられ 
  「経済学は自然をどうとらえてきたのか」「経済学は行政自然を 
   忘れたのか」の議論が地球環境議論とのからみにて行われています。 

3.しかしマルクスの労働価値説に思想的に一つの影響を与えていたのは 
  リービッヒの自然価値説ー自然循環説でありリービッヒには、既に 
  19世紀半ばに今頃になって話題になっているエコロジカルフットプリントの 
  考えがあったのではないかと思います。 

4.その後のリービッヒ一門の数多くのお弟子さんのなかえ、この 

  リービッヒの「自然価値説」がどのように受け継がれて来たのか 
  調べることが出来れば、これからの地球を考える中で大先駆者として 
  「リービッヒの復活」の物語が出来るのではないかと考えています。 
   
  皆さんのお考えを知らせて下さい。 

  期待する資料は日本の図書館にはあまりなさそうです。頼りは 
  「Archives in Germany」です 

藤牧 

 

 

 

 

藤牧さん

藤牧さんの書かれた伊藤さんあてのメールを興味深く読ませていただきました。マルクス経済学、リービッヒの自然価値説などについて書かれたことが、よくは分かりませんが、非常に面白そうです。素人に分かるように、さらに詳しく書いていただくと有難いです。

 

考えてみると、卒業以来技術分野をいくつも渡り歩くためにいつもいつも非常に忙しすぎて、経済学に時間を割くことはありませんでした。経済学という言葉さえ、最後に口にしたのは大学2年のとき、経済学の講座をとった時が最後でした。そのころ父親と大口論をしたのが思い出されます。

 

というのも、父親は京大の文学部卒で、観念論の凝り固まりでした。私が経済学の講義を聴いているのを知って、「カント、ヘーゲルの哲学を知らないで経済学は理解できない、やっても無意味だ」といいました。私はカントもヘーゲルも知らないけれども、経済学も自然科学と同様に、現象の観察から始められるはずだという確信をもっていましたが、これは父親の観念論と真正面からぶっつかり、論争に疲れ果てました。その父親も私が3年になる直前、病死たのです。

 

もし父親が、「カント、ヘーゲルの眼鏡をかけて経済を見るとこうなる。また、マルクスの眼鏡をかけて経済を見るとこうなる」、というような説明をしてくれていたら、経済学に大きな興味を抱くようになったかも知れないでしょう。

 

経済学のことをなにも知らないでこのようなことを書くのもおおそれたことかも知れませんが、マルクスの労働価値説やリービッヒの「自然価値説」が藤牧さんのメールに書かれていたのを読んで、このようなことを思い出しました。

 

中村

 

 

中村さん 
 
「肉体の目と同様、精神の目にとってもはるかかなたにあるものは、当面するものよりも小さく見える。しかし、危険は遠くにあるからといって起きるのを中止するわけではなく、その距離が短縮するにつれて、危険は日ごと近づき、さらに大きさを増すことを銘記すべきである。危険回避の準備をできるだけ早急にととのえることについての十分な根拠はまさにここに存在する」 
 
上記は最近の環境問題に関する書き物からの抜粋ではありません。 
リービッヒのDie Natioal oekonomie und die Landwirtschabt(吉田武彦訳)の結びです。 
この論文の中で、リービッヒはテームズ河に流出しているロンドン市民の屎尿をリサイクルし、南米からのグアノの輸入の節約をロンドン市民に提案しています。 
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世紀半ばにすでにエコロジカル・フットプリントの考えを持っていたのではないでしょうか。 
 
マルクスとリービッヒについてはもう少し調べてからコメントさせていただきたく思います。 
 
今私が何とか入手できないかと思っているのは、上述のリービッヒの思いがどのように受け継がれたのか、或いは、どうして忘れ去られて今の世になっているかなのですが、まあ、時間をかけてチャレンジしたく思っている次第です。 
 
応援してください。 
 
                               藤牧 

 

 

 

 

 

 

中村さん 
 
お送りした学会発表の資料は、出来れば化学史学会誌に投稿したいと思っていますが、 
そのためには貴兄コメントの通り、英文アブストラクトと引用文献の精査が必要と思います。 
 
スローペースですが、準備を進めたいと念じています。 
その節はよろしくお願いします。 
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伊藤 一男