地球温暖化に関する情報

(2)CO2の増加と植物の成長速度

 

空気中のCO2が植物の成長速度を高めるというのは古くから知られていたことで、1970年代に温室でCO2を高めた実験の結果、野菜の生長期間を半分以下に縮小することに成功したという日本語の論文を読んだことがある。グリーンハウス公害が騒がれる以前のことで、いつかその資料を失ってしまった。

 

温室栽培をおこなっている農家でも温室内でCO2を高める努力はあるようだが、主に温室内でストーブで薪を燃やしてCO2を増やす程度のことらしい。しかし、もし発電所などで本格的にCO2を回収するようなことがあれば、その近くに温室を立てて廃熱とともにCO2を利用すれば夏でも冬でも効率よく農作物を効率よく生産できると思う。

 

さて、大気中のCO2がどのように地球上の植物成長に影響しているかであるが、(1)で紹介した資料に詳しくまとめられている。要約すると次のようになる。

 

大気地位のCO2:1885年 295ppm、2007年 383ppm

下図aは295ppmと383ppmにおける植物成長率実験の比較、bでは600ppm(将来の仮想濃度)での比較。CO2の増加により現在の植物成長は半世紀前よりはるかに早くなっていて人類に益していると結論している。

 

中村省一郎  (9-22-2010)