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福島第一原子力発電所 事故原子炉の現状(3・28・011)

1号機

2号機

3号機

4号機

炉心

 

 

 

炉心の破損が推定されている。

冷却水(真水)の注入は消防車と臨時のポンプを用いて行われている。火曜日に備え付けの装置に切り替えの予定。

熔けた燃料により部分的あるいは全面的破損が推定されている。

枝野長官談話の言葉どうりに解釈すれば、圧力容器、格納容器が熔け、損傷している可能性がある。これが事実とすれば、その結果による放射能もれは最悪の結果をもたらすであろう

電気ポンプとジーゼルは圧電機が日曜日から稼動。

MOX使用。大きい破損が推定されている。

 

 

圧力容器

 

 

 

 

状況は不明だが、破損している可能性がある。

 

 

 

格納容器

 

 

 

 

枝野長官談話によると、格納容器は損傷しており、水漏れがあるとの報告を受けているという。

 

格納容器は安定。

 

使用済燃料/プール

 

 

 

使用済燃料は破損と推定。建屋大破。

火曜日から真水の注入の予定。使用済燃料は破損と推定。

使用済燃料は破損と推定。MOX。プールは破損している可能性。建屋大破。

建屋大破。使用済燃料は破損と推定。

タービン室地下室の床

 

 

 

照射量の高い水がたまっている。2~3号よりは低い。

地下に高照射量(通常の100000倍)の水がたまっている。しかしすでにタービン冷却水タンクはほぼ満杯。

 

 

 

解説

 

(1)     号機の格納容器の損傷は水素爆発による圧力抑制室の破損と説明されてきたが、それとは別に、炉心熔融による圧力容器の破損と格納容器の両方の破損の可能性がある。確定は出来ないが、もしこれが本当であるとすれば、最も恐れられ、BRWではありえないと考えられてきた破損ということになる。

(2)     号機の炉心破損は3機の中では最も大きく、3マイル島事故での破損を遥かに上回ることが推定できる。3マイル島事故では一部の燃料が破壊され、酸化ウランのペレットが圧力容器の底に落ちていた。しかし量が少なかったので、圧力容器の底の亀裂あるいは没落とはならなかった。号機では緊急冷却水の途切れにより、燃料棒が露出する時間が長かった。そのために、大部分の燃料棒が破損したと推定されている。これらの損傷燃料棒のペレットが圧力容器の底に落ちれば、教科書どうりの圧力容器底の熔融が起こることは十二分にありうる。

(3)     炉心圧力容器に海水が注入され続けられてきた。圧力容器の体積は決まっているから、入れた水は何らかの形で流れ出なければならない。どこへ行くかの説明がまったくなされて居ない。政府と東電の説明は詳細が極度に欠けていて、疑問の答えは推定するほかにない。可能性は、(a)蒸気として空中へ流す、(b)あふれ出た水をタービン凝縮タンクに入れておく、(c)その他である。一方タービン建屋の地下に放射性の高い水がたまる問題がでてきた。その水をすてる場所として凝縮タンクが考えられているが、すでに満杯に近いという。このことから推定できることは、炉心からあふれる水を蒸気あるいは液体の形で凝縮タンクに入れていたのではないかということである。また、タービン建屋の地下にたまった水はその水が漏れたのではないだろうか。